15時、また松戸から叔父が来てくれるとのことで病院で待ち合わせる。行きがけに花束を買う。約束より30分遅れて病院へ着いた。ずいぶんトーンは低かったけど「今日はよく声が通るね」と言ったら「いつも掠れて聞きづらいもんね」と言われた。15分も経たないうちに「それじゃあそろそろおぃちゃんを送って」と促されて二度手を握り病室を後にした。
叔父と喫茶店に行って珈琲を飲んで横浜駅で別れた。雑踏を歩きながら独り言を呟いた。
「もう、いっちゃうんだね」
18時44分、最初の電話(不在着信)
18時47分、二度目の電話(不在着信)
18時57分、三度目の電話(不在着信)
四度目でやっと連絡がついた。病院から血圧が下がったと連絡が来たらしい。港北から第三京浜~横浜新道を通って病院へ向かう。
19時18分、横浜新道の途中、オルゴールのような音がして、親が旅だってしまったように思う。
19時30分、病院到着。
すでに、亡くなっていた。
2006年8月17日 木曜日 19時20分、永眠。
ありがとう。
私を育ててくれてありがとう。
深い愛情をたくさん注いでくれてありがとう。
あなたの娘として、恥じないように、精一杯生きていきます。
ありがとう。