マミーの入院後、親の法事。



 この間早めの一周忌法要が終わったばかりだけど、今日は亡くなったひとが餓鬼にならないように(うろ覚え)供養する法事らしい。



 入院中、鏡を見て、げっそりこけた頬を撫でながら

 「こんなにやせ細ってるのに、お腹は水でパンパン。まるで餓鬼みたいだな」と呟いていた親のことを思い出して、切なくなった。



 お彼岸の時みたいに、お寺に大勢のひとが集まっていて、駐車場も満車。ってか、キャパ越え(笑)時間ギリギリだったので停めるスペースが空いてなくて、誘導係の方に鍵を預けて本堂へ。



 いつもの住職だけかと思っていたら、ぞろぞろ坊さんが出てきて、そのとたん、周りのひとがぶつぶつお経を唱え始めた。一瞬、かなり異様な雰囲気だった。やっぱ、宗教だもんね。当たり前なんだけど。



 でも、総勢15名の坊さんが朗々と唱えるお経は、まるで遠い異国の歌のようで、うっとりと聞き惚れてしまった。ヒーリング効果、ありそうだったもん。ただ座ってお経を読んでるんじゃなく、立ったり座ったり、本堂の周りを歩いたり、お札を投げたり。パフォーマンス満載。

 一通り儀式が終わり、坊さんのあとに続いて全員でお経を唱えて、おしまい。

 坊さんが退場し、お寺のボランティアスタッフみたいなおじさんが、本堂に散ったお札を集めて配り始めたら、みんなワーッと手を差し伸べてお札争奪戦が勃発。なんなんだ。そのお札に御利益でもあんのか?

 ぼんやりその光景を眺めてたら、もうひとりのおじさんがわたしの近くに来て、お札をくれた。



 そのあと、中国人のオペラ歌手がなにやら歌い出して、4曲ぐらい我慢して聴いてたんだけど、MCもおもしろくないし、プロなのに音大1年生程度の歌唱力だったので、中座しちゃいました。外に出たとたん、

 「ソレデハ皆様オ待チカネノ『千ノ風ニナッテ』歌イマス」って、あの、それって他人の持ち歌じゃ……?(笑)

 しかも、境内でCD発売してるし(笑)千の風になって収録CD、¥2,000也。ひどぃ。ひどすぎる。なんにも知らない老人は間違って買っちゃうかもしれないじゃないか(笑)



 卒塔婆を受け取って、お墓の掃除をしてから帰宅。



 押せ餓鬼のお札は、結局よくわかんないまま頂いて、持って帰っておうちの仏壇に置いてみた。