Muse細胞の特筆すべき点は色々ありますが①誰もが持っている細胞である②他人のものでも拒絶反応が極めて起こりづらい③血管内に注射するだけでトラブルが起こっている箇所に作用する、そして④癌化リスクがほとんどない多能性細胞である、この4点が臨床応用されやすい理由だと認識しています。
世紀の発見とは偶然と努力の積み重ねによってなされるものだと改めて思います。
美容医療での応用としてまず考えられるのは、手術直後からの創傷治癒、つまり傷跡を綺麗に早く治せる可能性があること。点滴するだけで急性炎症がおきている手術創に作用するわけですから、いずれはどんな手術にも適応となるかもしれません。
また、組織の再生医療に応用すれば、細胞寿命を終えようとしている老化した組織を新生させたり(つまりAGA治療や肌老化)、切除した軟骨の再生なども可能になる日が来るのかもしれません。
基礎研究や薬の開発は目の前の患者さんに限らず世界中の患者さんの治療に役立つ可能性があります。
早くも治験の結果が待ち遠しいです^ ^
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おしまい