年末年始のモードもそろそろ終わり、
5日から仕事始めで日常に戻る方が多いのではないでしょうか?
私は元旦から確定申告準備したりしていましたが、
「ながら」でNetflix観たりしてました。
うちにはTVかれこれ10年置いてないので、
紅白を見ることも箱根駅伝を見ることも、
それまでもなかったけれども多分これからもない。
特に何も見る必要も感じないのだけど、
美しい風景などは流しておきたいし、
私は日本語より英語を聞いている方がリラックス出来る、
両親の早期英語教育の副産物の脳を抱えているので、
気にいると同じプログロムを何度もリピートしたりする。
あまりに良過ぎて既に3回観てるのがこちら↓
日本では「オーロラの下で」というタイトルで児童文学になっていたり、
役所広司さん主演で映画にもなっている。
1925年のアラスカで、
猛吹雪の悪天候で飛行機などの移動手段が使えない中、
ジフテリアの血清をネナナという町から1085km離れたノームへ、犬ぞりでリレーし5日半で運んで子供達の命を救ったという、
ちょうど100年前の実話。
私はこの話の主人公というかリレーのアンカーのリーダーを務めた「バルトー」という名前の犬のことは知っていた。
当時も新聞やラジオなどでも一躍脚光を浴びて、
確かNYのセントラルパークにも銅像が建てられていた。
でも、実際には他チームの平均走行距離が50kmなのに対して、400km以上を走行した犬ぞり隊のリーダー「トーゴー」の事は、殆ど表に出て来なかった。
「トーゴー」は、
日本の海軍元帥東郷平八郎に因んだ名前だ。
東郷平八郎は日清戦争、日露戦争で日本を勝利に導いた海軍の大将。
日本国内のみならず海外でも賞賛されて、
TIME誌の表紙を飾った最初の日本人なのだとか。
亡くなった際には当然国葬となったわけなのであるが、英米両国から追悼メッセージがラジオで流され、イギリス、アメリカ、フランス、イタリア、中国などの艦隊が弔意を示しに来日したそう。
またフィンランドではトーゴービールが発売されたり、ブラジルではゲンスイタバコが発売されたり、
日本の軍人が意外にも国際的にとても尊敬されていたのがよくわかる。
一方「トーゴー」は不屈の精神を持った賢いリーダー犬で、当時は既に12歳だったのにも関わらず、
400km以上も走り続け多くの命を救ったと、
後に世界の最も賢い動物に選ばれている。
東郷元帥は昭和9年に亡くなられているが、
その後開戦して英国も米国も敵になったのは、
偉大な武人が世を去り、
国際的な目に見えないバランスが脆く崩れたのだと思う。
亡くなられたのは御年86歳なので、
天寿を全うされたと言っても良いのかもしれませんが、強いリーダーとしてチームを率いる統率力、制御力、判断力、実行力、認知力、
そして皆が尊敬して惹かれてしまう人間力は、
一つ前にも書いた、男性性を成長させた先の父性の在り方のように思う。
制御性T細胞が必要なときに自分の身体の中で他の免疫細胞に対して適切に働けるかどうかは、
このようなマインドを自分の中に育んでいるかが決め手になるのだと思う。
日本は敗戦のショックから、
ずっと社会全体が母性寄りに傾いていて、
平成にはそれが末期症状を齎し、
ジワジワと外資に侵略されていても誰も父性を発揮せず、私はなんとなくそれに違和感を覚えつつ、
言語化できないままで今に至る。
でもアラスカの厳しい自然の中で生きていくのに、
女性も男性性を発揮させて逞しく、
母性は母性であたたかく賢いもので、
それが父性にも昇華されている健全さがとても良かった。
子供の頃に英語で見させられていた、
『大草原の小さな家』(Little House on a Prairie)の逞しく生きていく人間の強さや信頼関係などを彷彿とさせるようで、正月早々一年のモヤモヤが吹き飛んだような、
私はやはり前世はシベリアンハスキーだったのだと思う(笑)ような後味の良さだった。
もう一つ知れて良かったのは、
「バルトー」も「トーゴー」も同じマッシャー(ソリの操縦士)に飼われていた同じファミリーだった事だ。
セッパラというアイルランドの移民のその人と、
「トーゴー」の信頼関係は対等で、
どちらも少年性と父性を併せ持っていて微笑ましい。
トランプ大統領がベネズエラに侵攻し、
ベネズエラ大統領を捉えたニュースは、
国際法的にはアウトなのかもしれないけれど、
ベネズエラ国民が解放されて喜んでいる姿を見ると、父性の発揮だなと思う。
逆を言えば、
何か卑怯で狡猾な事で勝とうとする場合、
それは父性を持つものからしたら、
制裁と支配を実行するこの上ないチャンス。
そこで他所は他所みたいな距離の取り方はしない。
メリットがあるならチャンスを活かして取りに行く。
日本的な精神が知られて行きつつある今の世界で、
「トーゴー」きっかけに東郷を調べる人も出てくるかも知れない。
日本がどうして戦争をしたのか、
当時の人たちが何を考え何を守ろうとしていたのか、正当性とそれに及ばなかった未熟な精神性など、また新たな理解が広がると、歴史の進み方も変わるのかも知れません。
横須賀海軍は私には意外と身近で、
家族も実はアメリカ海軍だった経緯で、
昨今の日米の関係性は好ましく思っているところ、
横須賀の三笠公園の東郷平八郎像でも近々訪ねてみようかと思ったり。
