毎朝15分の瞑想の時間で
マントラを唱えるようにしています。
すると、ただ漫然と座るよりも
集中力が増すのを感じます。
これが、マントラの威力でしょうか?
マントラとは、
その言葉を唱えることで
意識を集中させることができるというもの。
ヨガの言葉でいうとチッタ (=ハート&マインド)
つまり、意識というのは
常に何かを考えていて、休まることがありません。
そこで、マントラを唱えることで
意識が集中するのを助けます。
はじめは、雑念があぶくのように湧き上がってきますが、
それが、しだいに鎮まっていくのです。
マントラの言葉はサンスクリットで、
いろいろな意味があるのですが
意味を知る必要はないとも言われます。
ただ、唱えるだけで、
その効果があるというのです。
日本にも昔から”言霊”といういう表現があるように、
言葉そのものに特別なパワーがあると、
古代インド人は考えていました。
実際に声に出して唱える効果はもちろん、
心の中で唱えることも、
さらに強い効果があるとさえいわれています。
たとえば、お経の
「南無阿弥陀仏~」も
マントラの、一種。
マントラの中でもとくに重要とされるのが、
OM(オウム)
これは、特定の変な宗教とは関係ないので
ご心配なく。
OM(オウム) というのは、
本来サンスクリット語の聖なる言葉。
”宇宙の始まりの音”
とも言われています。
よくレッスンの始めや終了時に
このマントラを唱えることがあります。
心を集中させるための、一種のツールです。
もし、抵抗感があるなら
無理に唱える必要はありませんが、
一度クラスの皆と声を合わせてみると
マントラの効果が実感できるかもしれませんよ。