5つのクレーシャ=煩悩が列挙され
続くスートラで、各クレーシャについて説明されます。
この項では、第1の煩悩である
「無知=アヴィディヤ」
に関連する3節を取り上げます。
煩悩とは、
無知、自我意識、欲望、嫌悪、そして死への恐怖である。
(YS 2:3)
この5つの中でも、
無知は、ほかのすべての煩悩の根っこです。
本当の真実を知らないがために
必要のない感情を抱いてしまうのです。
それが、心のさざ波を作り出します。
また、煩悩の状態は
いろいろな状態やステージがあります。
無知とは、
休眠したり、弱まったり、
中断されたり、活動したりしている
他の源である。
(YS 2:4)
無知とは、
一時的なものを永遠なものとして、
不純なものを純粋なものとして、
苦しみを喜びとして、
そして非自己を自己と見なすことである。
(YS 2:5)
ヨーガスートラ → INDEX
翻訳は本書による
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