やさしく学ぶYOGA哲学- バガヴァッドギーター (YOGA BOOKS)
「バガヴァッドギーター」 の翻訳はいろいろあります。
ただ、その背景にある思想まで、
きちんと学ぼうと思うと、これまでは、
サンスクリット学者による専門書しかなかったかと思います。
そういう意味で、この本は画期的。
アンダーザライト ヨガ スクールのTTの
テキストにもなっているようです。
著者は、ヴィヴェカナンダ系 および
シヴァナンダ系のヨガを実践する、ヨガ指導者。
この「ギーター」の翻訳&解説書は
ヴェーダーンタ学派の教えに基づくものです。
内容的には、
本文18章のそれぞれの始めに
ポイント
キーワード
概要&読み取りのポイント
が丁寧にまとめられています。
それだけでなく、
25ページにわたる、詳しい「イントロダクション」つき。
あらすじ、重要キーワード、全18章の構成など、
これによって
全体を大まかに理解することができる点が親切です。
ひとつだけ惜しい点は、
索引がないこと。
インデックスがあれば、
キーワードを引いて、
とくていの概念について調べたりすることができたのに・・・。
とはいえ、
今まで、ほかの翻訳ではとっつきにくくて
「ギーター」を敬遠していた方には
読みやすくて、お勧めです。
まさに、
「やさしく学ぶYOGA哲学」 のための一冊!
ヨギー または
ヨギーニ を自認する方の本棚には、ぜひ。
「ハタヨーガ プラディピカ」
と並んで、読み込んでいきたいのが、本書
「バガヴァッドギーター」 です。