カラダをのばすとココロがゆるむ ~ シンガポールで YOGA ヨガをしながら考えた-やさしく学ぶYOGA哲学 バガヴァッドギーター



やさしく学ぶYOGA哲学- バガヴァッドギーター (YOGA BOOKS)




「バガヴァッドギーター」 の翻訳はいろいろあります。


ただ、その背景にある思想まで、

きちんと学ぼうと思うと、これまでは、

サンスクリット学者による専門書しかなかったかと思います。


そういう意味で、この本は画期的。


アンダーザライト ヨガ スクールのTTの

テキストにもなっているようです。


著者は、ヴィヴェカナンダ系 および

シヴァナンダ系のヨガを実践する、ヨガ指導者。


この「ギーター」の翻訳&解説書は

ヴェーダーンタ学派の教えに基づくものです。


内容的には、

本文18章のそれぞれの始めに


ポイント

キーワード

概要&読み取りのポイント



が丁寧にまとめられています。



それだけでなく、

25ページにわたる、詳しい「イントロダクション」つき。


あらすじ、重要キーワード、全18章の構成など、

これによって

全体を大まかに理解することができる点が親切です。



ひとつだけ惜しい点は、

索引がないこと。


インデックスがあれば、

キーワードを引いて、

とくていの概念について調べたりすることができたのに・・・。



とはいえ、

今まで、ほかの翻訳ではとっつきにくくて

「ギーター」を敬遠していた方には

読みやすくて、お勧めです。



まさに、

「やさしく学ぶYOGA哲学」 のための一冊!


ヨギー または 

ヨギーニ を自認する方の本棚には、ぜひ。



「ヨーガスートラ」


「ハタヨーガ プラディピカ」


と並んで、読み込んでいきたいのが、本書


「バガヴァッドギーター」  です。