3回の入門講座に続いて学んできた経脈編の講座6回がきのうで終わりました。
最期の回は、いままで習ったことの総まとめです。
14本の経脈のそれぞれの臓器の働き、経脈の流れる位置、また経脈状のツボをふまえて、
ケーススタディのような感じで、実際に身近な人の症状を分析し
どのツボをマッサージすると良いか、という観点で考えて行きます。
その時に、症状を観察し、
主症、
次症、
そして免疫を強めるツボ、
という3段階でツボを決めていくのがコツとか。
その際、陰陽五行の表を参考に、相克の関係にある臓器の関連にも気を配ります。
たとえば、うちの長男(10歳)は喘息もちで、かつ冷房嫌いでですぐ寒がる、という場合、
喘息は呼吸器系ですから、深い呼吸を助けるのは肺経脈と腎経脈、
また寒がりも皮膚の防御が足りないということから、皮膚はやはり肺の管轄となり、
年齢を考えて、骨の成長期ということから腎臓・・・・
これに免疫力を高めるツボから、さらに1つ加える。
家庭でのマッサージでは、このように相応しいツボを3~6個選んで使うと良いそうです。
14本の経脈状にある、主だったツボだけ厳選して教えていただいたのですが、
それでも全てを覚えきるのは、難しそう。
先生は、自分や家族によく使うものから、順々に実践の中で覚えていけばいいんですよ、
とおっしゃってくれて、ほっとしました。
とはいえ、いくつかの経脈の組合せで、様々な効果が期待できるので、
色々試してみて、家庭でのツボ刺激だけでなく、陰ヨガのレッスンを組み立てる時にも
たとえば「深い睡眠を促すメリディアン(経脈)・シリーズ」な~んて言うのも、考えてみようと思っています。
経脈について学んだことで、陰ヨガのティーチングにも幅が出てくれば、嬉しいなあ。