今日は目先を変えて、英語学習について。


シンガポールは75%を占める中国系を中心にした多民族国家です。各民族の言葉である者の中から代表的な言語である、北京語、マレー語、タミル語に加えて、英語が公用語です。


日常生活は英語が何とかできれば、外国人でも困ることはなく、欧米人や日本人をはじめ、その他の言語を話すものにとっても、住み易いといえます。


さて、英語学習についてですが、日本で小中高と公立に通い、大学は私大の社会学専攻だったわたしは、帰国子女というわけでもないのですが、何とか英語でヨガクラスも教えて、日常生活もこなせるレベルには達しています。


どうすれば使える英語力がつくか?


一言でいえば、実践というアウトプットと学習というインプットの繰返しということになります。


具体的には、日本人は基本的文法や語彙は中学高校の基礎があるのですから、あとはある程度の数をこなし、生きた英語に触れることが必要と考えます。その時に大切なのは、自分の興味のあることから始めること。


中でも、心に残っているのは、桐嶋洋子著「聡明な女は料理がうまい」に出ている方法で、英語の料理本を片っ端から読むこと。まあ料理が嫌いだったり、食べることに興味のない方には使えない方法かもしれませんが、わたしにはピッタリでした。


18歳で親元を離れた頃、突然料理に目覚めたわたしは、まず日本語の料理本でレパートリーを増やし、英語の料理本も読むようになりました。生来の食いしん坊なので、食事を終えたら、すぐ次は何を作ろうかと思うくらいですし、当然ベッドで料理本を読むこともしばしば。料理本の英語は、基本的に指示なので簡潔な表現や箇条書きが多いことも、とっつきやすいといえます。


それから、ウン十年(?)今では、わたしが読む英語の本は、ヨガ本が中心です。うちの子達はシンガポールでインターナショナル校に通っていますが、小学生に人気の本を薦められても、はっきり言って読む気力も時間もないのですが、ヨガや解剖学に関する英語の専門書・雑誌は苦になりません。 (自宅には「ハリー・ポッター」の原書が全巻そろっているのに、7巻の翻訳が出るのを1年待ったわたしです・・・)


とくにヨガ関係の文献は、日本語ではまだまだ限られているので、英語で読んだ方が早いのです。そんな中から、お勧めの本をこのブログでも少しずつご紹介していこうと思います。




聡明な女は料理がうまい


あとがきで娘の桐島かれんさんも言うように、本当のタイトルは「聡明なヒトは料理がうまい」とすべき。単なるレシピ本ではなく、料理を通じた人生論のよう。 本書によれば、理想の料理人の条件とは「果敢な決断と実行」 「大胆かつ柔軟な発想」 「明晰な頭脳」 「鋭い洞察力」 「機敏な運動神経」 「たくましい体力」 「冷静な判断力」  「虚飾のないさわやかさ」 ・・・・・としながらも、"料理を愛する心は人生論よりためになる”! 題名に惑わされず、男性にも読んで欲しい一冊です。