今日は私自身のちょっと変わってる体質のお話しです。

私は薬が飲めません。
薬にアレルギー反応が出てしまうのです。
ほとんどの薬がダメで、お医者様泣かせです。

今まで使えた薬はお医者様が厳選して下さった風邪薬一種類とあと少しだけ。
それも成分の軽いものに限られます。

市販の風邪薬や痛み止めも飲めません。

もっぱらサプリメントや薬膳代わりに食事で対応しています。

漢方薬は体質に合わせて処方して頂くので比較的私でも大丈夫ですが、私の敏感な体質を理解して下さっているかかりつけの漢方医の先生の処方でなければ合いません。
漢方薬でも合わない時には倒れてしまいます。
大丈夫な漢方薬は昔から食べられている植物から成るものにほぼ限られます。

コーヒー、紅茶、緑茶、ウーロン茶、コーラなどカフェインの入っているものも飲めません。
救急車で運ばれたことがあります。

殺虫剤や抗菌剤、蚊取り線香もアレルギーがあり、いわゆる化学物質アレルギーのようです。
唇と歯茎が腫れたり、急性の時は不整脈と呼吸困難になります。

お花を育てるのに凝ってガーデニングしてた時、母に教えられてアブラムシ駆除に使った殺虫剤でも死にそうになったことがあり、母から、あなたは蚊かアブラムシ並みねと言われました。

命を殺めるものは例え蚊にでもアブラムシにでも使ってはいけないのだ、彼らはもっと苦しいのだと悟った小娘時代。
それからは害虫と言われる存在とも許される限り共存共栄しています。

(犬たちにはノミダニ駆除のフロントラインやフィラリア予防は彼女らを守るためさせてましたが)わたしだけが我慢すればすむ範疇なら害虫も殺しません。
生け捕りして外に逃がすのがもっぱらの策です。
しかしそうはいっても、蚊の生け捕りは難しいし、共存にも限界があるので、今は虫除けのため高層階に住んでいます。

と、まあ、このように私の身体はとてもデリケートに出来ているようなのです。

以前東京に住んでいた時、空気が合わなかったのかインフルエンザをきっかけに喘息になってしまったことがあります。
薬が合わなくて余計に具合が悪くなり、喘息よりも薬害で雨が降っても苦しくなるという始末。

その時に主治医の先生に薦められて杏林大学病院に呼吸器機能の検査を受けに行きました。

いろんな検査をして、その中に酸素や窒素やらを吸ってどんな反応があるかの検査がありました。

順番に何回かホースみたいなものから出る何かの気体を吸わされます。

びびりであかんたれの私はおっかなびっくりしながら吸ってみます。
ん?これは喉がピリピリするな…
んーこれはまろやかだ。
と吸った気体の特徴に気付きました。

それを技師さんに伝えると、びっくりしています。
検査は二回するので、もう一度吸うときに、これはどんな感じか言ってと言われ、再び、これはピリピリのやつだね!これはまろやかなやつ!と、すっかりビビりは忘れて得意げに答える私。

技師さんは、私が一度目と同じ反応をしたので、偶然ではないことがわかり、再びびっくりして、ピリピリって言ったのは窒素だよ!
そんなのがわかる人は今まで長い間検査してるけど初めてだと言われました。
普通はわからないそうです。

蚊並みだからわかるのかもねと密かに納得して、検査室を後にし、次は先生の診断を聞きます。

順番が来て診察室に入った途端、「あー君か!窒素がわかったのは!えらい話題になってるよ。」と先生に言われました。

え?そうなの?
そんなに珍しいの?
とちょっと得意になりましたが、他にもそんな人はいくらでもいるんじゃないのか、たまたまその病院ではいなかっただけなんじゃないかと今だに疑問です。

でも本当にそれが珍しいなら、私の身体は人体に有害な公害などを判断するバロメーターになるかもしれないなと思いました。

よく炭鉱や洞窟に入るとき、内部に有毒なガスがないかを調べるためカナリアを連れて行きますよね。
私はカナリアが可哀想でいつも怒りに震えるのですが、カナリアがそれだけ空気に敏感ゆえ使われるなら、私もカナリアのようなもんだなと思いました。

蚊やアブラムシにカナリアが加わりました。


そんな私ですので当然化粧品もオーガニックの無添加ものじゃないとカブレてしまいます。

特に化粧品開発の陰で動物実験をしているメーカーのものは顕著にひどくカブレます。

すでにご存知の方も多いと思いますが、日本では法律により薬や化粧品の開発には人間への安全性を確かめるために動物実験による安全性データが必要になります。

化粧品の場合、指定表示成分と言われるアレルギーや身体に害を及ぼす可能性のある薬品や成分を使用する場合、動物実験が必要なのです。

天然成分のものや植物由来のもの、無添加と言われる指定表示成分を使っていない化粧品は動物実験は必要ありません。

つまり、人にも安全安心な優しいものは動物達を犠牲にもしない地球にも人にも動物にも命にも優しいものなのです。

その逆に動物実験をしているメーカーでは、うさぎの頭を固定して並べ、涙を流せないうさぎの習性を利用して目の中に薬品を入れて、化粧品(シャンプー類や整髪剤などなども含む)の成分が目に入った場合の害を調べるドレーズテストと言われるものに代表される実験を行っています。

うさぎは目がただれ、溶けるようになる子もいて、逃げることも動くことも涙で洗い流すことも出来ず、痛みに悶え苦しまなければなりません。

動物達の犠牲の上に作られる製品には身体にとって好ましくない薬品や成分が含まれており、命に優しくないものなのです。

このような動物を苦しめる残酷な実験が世界中に広く知らしめられたのが今から約30年前。
1980年代頃より、動物愛護への人々の目覚めが起こり、世界中で動物愛護団体が多く生まれはじめました。

『地球レベルでの動物と人間の新しい関わりや種を越えた愛の共存』が天から啓示されるかのごとく、この時代から動物愛護を初めとして自然保護などのニューエイジの時代が幕開けしたのでした。

名だたる愛護団体が世界中で活動を活発化させていきます。

その成果が出て、90年代後半から世界中で動物愛護と動物達との共存の思想の気運が高まっていき、動物実験反対の声が欧米を中心に上がるようになりました。

海外の有名化粧品メーカーがその声に応え、この10年ほどで、次々に動物実験を廃止し始めました。

(ただこれも表向きで、裏では今も変わらず水面下で行われているという声もあります。)

日本でも化粧品に含まれる化学成分などの添加物による害が知られるようになり、化粧品で肌が荒れていく人も増えていたため、無添加のものや肌に優しいものが求められるようになります。

結果として動物実験を必要としない自然派の製品が増えることとなりました。

しかし、日本は動物愛護の面では欧米に10年は遅れており、未だ日本の大手メーカーは動物実験を行っているところが少なくありません。

毎シーズンごとに繰り広げられる華やかな宣伝と共に売り出される新商品の数々。
美を求める女性達の心を捕らえますが、その新しい商品の開発の裏に、動物達の苦しみや死があることを知らない人も、また、少なくないのです。

しかし私の身体は敏感にそれを教えてくれます。

どんなに素敵なうたい文句に飾られた商品でも命に優しくないものは肌が拒絶するのです。

よく考えてみたら、薬にしろ、殺虫剤にしろ、動物達の犠牲によって作られているものには私の身体は反応することが多いようです。

それだけ人体に影響を与える成分が使われているということなのかもしれませんし、だからこそ、法律は安全性を確かめるために動物実験を必要とするのかもしれませんが、人間と動物では生態が違います。
動物には大丈夫でも人間にはダメな場合もあるし、逆に人間には良いものでも動物には毒になるものもあります。

身近なところでは、玉ねぎやネギ類、チョコレートなどが有名です。

動物実験で安全とされても必ずしも人間に安全とは言えず、過去に起きた様々な薬害事件はそれが原因の一端にあるとも言われています。

私は人間のためにも動物達のためにも動物実験には反対です。

人間のため必要と言われる方もおられますが、
『動物達を苦しめ命を犠牲にして作ったもので真に人間の病気を無くすことは出来ない。
答えは全て神が自然の中に用意している』
と欧米では有名な古代霊シルバーバーチもその霊言集の中で述べています。

私も自らの身体と魂を通じ小娘時代からずっとそう感じてきました。
それが子供の頃から始めた動物愛護活動の原動力のひとつにもなっています。

確かに薬は沢山の人を病気から救っていますが、現代医学の薬は表面的に現れている症状を抑えることは出来ても、病気を産んでいる根本的な身体の問題までは改善することは出来ません。

根本が変わらない限り、薬で抑えても違った症状が違う場所に出るだけです。

そして長い目で見たら、薬の副作用がさらに身体を疲れさせエネルギーを奪います。


それに、動物実験は八割が無くすことの出来る無駄な実験だと言われています。
過去に行われた実験のデータを共有すれば新たな実験を無くすことも出来るのに、大学の研究室や製薬会社などがデータを自らの所のみに留め、そのために同じ様な実験が至るところで繰り返し行われています。

少しずつそれも改善されてきていると言いますが、まだまだそれも表面上のこと。
水面下ではなかなか改善は行われていないようです。

ある医学大学の教授が授業中に学生達に向かって、
「里親になると嘘ついて犬もらってさ、実験に使ったんだ。タダだからね」
と話し、それにショックを受けた学生が当会に連絡をしてきたことがあります。

非公開で質問状と、実験動物の福祉に努めている大学関係者で作る倫理委員会の方に指導して頂きましたが、その教授は終始苦しい言い逃れをして、最終的に謝罪をされました。

また、「別に実験することないけど実験動物の使用数を定期的に申請して供給してもらわないと次回から供給数減らされちゃうんだよね。だから、要らないときでももらって、もらったから実験するんだよね。上からも実験しろって言われるからねー」
と発言した大学関係者もいました。

動物実験は人間のため。
そんな麗しい言葉に、多くの人が疑問を感じないまま納得していますが、実験に携わる人々の意識が変わることによってもっと現状は変えられるし、消費者である私達が意識を持つことでさらに変えることが出来ると私は思います。

これからの時代は再生医療やバイオテクノロジーの技術を使って、動物達を犠牲にしない細胞レベルでの開発や実験が行われるようになり、実験室の檻の中で生涯を痛みと恐怖の中で過ごす動物がいなくなることを心から願います。

それによって薬害や副作用もない薬が出来、人間にももっと優しい医療、病気にならない身体を作る、全ての命に優しい医療が発展していくことを願います。

麻酔もないまま切られたり、血液を一滴残らず抜かれたり、実験されるだけされて実験が終わったらゴミのように処分されたり・・・
医学の名の元で、安全の名の元で、人間のためという言葉の元で、動物達を犠牲にしたのが過去のことになるように・・・


以前触れたように、私の身体は地球の叫びも感知してしまいます。

命あるものを苦しめることは結局自分達人間に返ってくることを、私の身体は教えてくれます。

それが地球であれ、動物であれ、みんな繋がっているのです。
自分さえ良ければいいと思って他者を虐げることは自分達を虐げているのと同じだと私は思わずにいられません。


私の身体は人間の身体に良いもの悪いものを教えてくれる、神様にもらった素晴らしい身体です。

不便もあるけどそのお陰で細胞は元気です。


私がこの時代を選んで生まれたのも、日本を選んだのも、この身体を選んだのも、全て理由があるからなんだと私は確信しています。



お伝えしたように一昨夜我が家の猫、アタロウ君が息を引き取りました。13才でした。

元々持病があったところに高齢期になり、抵抗力が落ちたせいか、持病をこじらせ、急激に悪化してしまいました。

ここ一週間ほど動けなくなってしまっていて、私も心配で心の余裕がなく執筆に時間も取れずにいました。

昨日は悲しみの中、お葬式をしました。
最期はお水すら受け付けなくなっていたので、たっぷりのお水と大好きだったチーズとプリンをいつものフードといっしょにお供えしました。


うちには先に天に行った愛犬二匹以外にもう一匹花春(はる)という8歳の犬がいます。
元々野犬が産んで飼育放棄されていた子で、そのためか極度の人間恐怖症で私以外は一切ダメな子です。
保護後数年間の里親探しも全く決まらず、断念してうちで引き取りました。

人間はダメで散歩すら嫌がる子ですが、気立ての良い子で猫達にも優しく仲良しです。
アタロウもよくいっしょにいました。

そんな花春が、昨日アタロウの亡骸を家から連れて出る時、異常にヒーンヒーン言ってじっとアタロウの亡骸を見つめるのです。
わかってるんだなと思いました。

戸を閉めた後もしばらく悲しげに吠えていました。


また一匹家族が天に行ってしまい、我が家は淋しくなりました。

でも天にはアタロウが大好きな愛犬達も兄弟もいます。
きっと彼らがアタロウを導いてくれるでしょう。
そしてアタロウも天の家族達と共にこれからも見守ってくれるでしょう。


私ももっとこうしてあげればよかった、ああしていたらよかったのかと後悔したり、悲しんだり、まだまだ気持ちが落ち着きませんが、早くまた執筆出来るよう、元気出したいと思います。


重ねがさね本編アップまでお時間かかってしまい申し訳ありません。


愛猫のアタロウが調子を崩して看病していましたが、昨夜、天に召されてしまいました。
執筆の時間と心の余裕を持てず、着手が出来ておりませんでした。
お待たせして申し訳ありませんが、今しばらくご猶予頂きますようお願い申し上げます。