寛さんは、浮気相手と母どちらも好きで選べないと言っていたと母から聞きました。
寛さん、母、私で何を話したか覚えていません。覚えている会話は…
母『もうやめてー』
私:『じゃぁ出てって』
寛:『こんな時間に出てってって言われても…』
私:『そんなの知らないよ』
寛さんは母との写真を私たちの前で燃やし始めました。
寛さんは、私が持っていたガムテープをもぎ取りました。とても痛かったです。今でもその痛みは覚えています。寛さんは荷物をマンションの廊下に出しました。全て出し終え、エレベーターで下ろしていました。
隙を見て私は母に
『今から家に行くよ』
と言い、非常階段で下まで行き、車に乗りこみました。
母の携帯が鳴りました。寛さんからのメールでした。
死んでお詫びします
メールを見た母は、どうしよう…とオロオロしていました。
『死ぬわけないじゃん。携帯の電源切って。解約して。』
母は携帯を解約しました。