なぜ多くの人々が聖書を読めるようになったのか?
皆さん
2021年の統計によると、「世界で最も『売れた本』のランキング・トップ10」
の第1位は『聖書』で、推定50~60億部以上と言われています。
7位の『星の王子さま』は推定1億4200万部、8位の『ハリー・ポッターと賢者の
石』は推定1億2000万部ですから、桁が違います^^
けれども、聖書は一般書籍と比べて、分厚く、印刷費もかかります。
それなのに、なぜ安い値段で購入することが出来るようになったのでしょうか?
それには理由があります。
イギリスの田舎に、メリー・ジョーンズという女性がいました。
メリーは家政婦をして暮らしていました。
彼女は少ない収入の中から、必死でお金を貯めていました。
それは夢を叶えるためでした。
”彼女の一生の願いは、自分の聖書を持つこと”でした。
とうとうメリーは聖書のお金を貯めました。
そして、彼女は聖書を買うために、40キロの道のりを歩いて
出かけていきました。
メリーに聖書を売った人は、彼女の”純粋な信仰、聖書を愛する心”に
胸を打たれました。
そこで、多くの人々にこの話をしました。
すると、イギリスのクリスチャンたちはこの話を聞いて、動き始めました。
それは、聖書を安い値段で買うことが出来る機関を設立するための、
募金活動でした。
その結果、生まれたのがイギリス聖書刊行会なのです。
イエス様は「心の貧しい者は幸いです。
天の御国はその人のものだからです。」(マタイ5:3)と言われました。
この一人の貧しい家政婦の純粋な信仰、聖書を愛する心は何と大きな
主のわざをなしたことでしょうか!
この姉妹の”みことばに飢え渇いた、純粋な信仰”が人々の心を動かし、多くの
人々に聖書が行き渡るようになったからです!
「心の貧しい者は幸いです。」と訳されていますが、原語(ギリシャ語)の
直訳は「祝福された者、それは霊において貧しい者」のことです!
ところで、私たちは聖書のみことばをどのくらい飢え渇いた心で求めて
いるでしょうか?
あるいは、どのくらい聖書を愛しているでしょうか?
パウロの言う通り、この聖書のみことばを愛する信仰は聞くことから始まります!
「ですから、信仰は聞くことから始まります。
聞くことは、キリストについてのことば(レーマ)を通して
実現するのです。」(ローマ10:17)
信仰の力はレーマ(その人個人に直接語りかけられたみことば)を
いただくことにあるのです。
更なるみことばに対する霊的な餓え渇きを求めませんか?
「さて、祭りの終わりの大いなる日に、イエスは立ち上がり、大きな声で言われた。
『だれでも渇いているなら、わたしのもとに来て飲みなさい。
38 わたしを信じる者は、聖書が言っているとおり、その人の心の奥底から、
生ける水の川(聖霊)が流れ出るようになります。』」(ヨハネ7:37~38)
「わたしは潤いのない地に水を注ぎ、乾いたところに豊かな流れを注ぎ、
わたしの霊をあなたの子孫に、わたしの祝福をあなたの末裔に注ぐ。
4 彼らは流れのほとりの柳の木のように、青草の間に芽生える。」(イザヤ44:3~4)
(参考:趙 鏞基「日ごとの糧(下)」)
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