イエス・キリスト的生き方
2011年3月11日の東日本大震災は震災の被害だけではなく、津波による
大きな被害をもたらしました。
しかし、それ以上に、国民の多くが福島原発事故を恐れました。
日本はウクライナにあるチェルノブイリ原発のように放射能汚染によって
恐ろしい被害を受けるのではないかと危惧したからです。
実際、日本にいる外国人は一斉に母国に帰って行かれました。
野球選手も契約を切って母国に帰り、外資系のビジネスマンも引き上げ、
また海外からの観光客はほとんどなくなってしまいました。
誰もが見えない、臭わない、触れない、死の破壊光線におびえて
日本を後にしました。
しかし、その時、ドナルド・キーンさんは日本に永住するために
アメリカの国籍を捨てて、88歳で母国を後にしてやって来られたのです。
これは決して簡単な決断ではなかったと思います。
けれども、彼がそのようにした理由は何でしょうか?
それはキーンさんの一言に現れているように思います。
「私は日本という女性と結婚したのです!」
失意と悲しみに暮れる日本に降り立ち、日本人になることによって
勇気を与えたいと考えられたのです!
これはまさにイエス・キリストの姿ではないでしょうか?
キリストは神であられるのに神の在り方を捨てることができないとは考えないで、
この神に反逆する世界にまで降りて来られたのです。
そして人間として生まれ、共にこの星で悲しみ嘆きを引き受け、そして
人生の苦しみの根本原因である罪を取り除くために十字架にまでかかって
くださったのです。
まったく死ぬ必要のない方が私たちの身代わりに死んでくださったのです。
さらには三日目に死からよみがえってくださったのです。
なぜそこまでされたのでしょう。
罪人を愛しておられるからです。
神はあなたを愛しておられるのです。(参考/「聖書と福音」)
「女が自分の乳飲み子を忘れるだろうか。
自分の胎の子をあわれまないだろうか。
たとえ女たちが忘れても、このわたしは、あなたを忘れない。
16 見よ、わたしは手のひらにあなたを刻んだ。
あなたの城壁は、いつもわたしの前にある。」(イザヤ49:15~16)
「シモン、シモン。
見なさい。
サタンがあなたがたを麦のようにふるいにかけることを願って、
聞き届けられました。
32 しかし、わたしはあなたのために、あなたの信仰がなくならないように
祈りました。
ですから、あなたは立ち直ったら、兄弟たちを力づけてやりなさい。」(ルカ22:31~32)
「あなたがたは世の光です。
山の上にある町は隠れることができません。
15 また、明かりをともして升の下に置いたりはしません。
燭台の上に置きます。
そうすれば、家にいるすべての人を照らします。
16 このように、あなたがたの光を人々の前で輝かせなさい。
人々があなたがたの良い行いを見て、天におられるあなたがたの父を
あがめるようになるためです。」(マタイ5:14~16)
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