苦難の中での不思議な癒し

 今は天に召されたスウェーデンの婦人宣教師の証です。

この方は23歳で中国奥地に伝道に入りました。

 やがて日中戦争が始まり、彼女が伝道していた地域にも日本軍が入って来ました。

 しかも彼女を捕まえて、「日本では天皇陛下が神だ。だからキリストを信じることをやめろ!」と迫りました。

 しかし、当然彼女は拒みます。

 その結果、彼女は厳しい拷問を受けることになりました。

 まず始まったのが、1週間の絶食です。

ホース

 次に彼らは彼女を裸にし、砂利の上に仰向けに寝かせます。

 そして口に水道のホースをくわえさせ、どんどん水を入れ始めます

 やがてお腹がパンパンに張ったところ、材木をお腹の上に置き、兵隊たちがその上に乗ってシーソーゲームをしたのです。

 背中には砂利が食い込み、押しつぶされるような圧迫を感じました。

 それでも彼女は信仰を守ると言い切りました。

 やがて、業を煮やした1人の兵隊が、奥の部屋から熱湯の入ったやかんを持ってきて、彼女にかけました。

叫び

 彼女は気を失うほどの苦しみの中から神様に叫びました。

神様、もう結構です。これ以上、生かしておいていただきたくありません。もう死なせてください!」。

イエス様の御手

 ところが、その苦しみの真っ只中に、不思議なことが起こったのです。

 誰か知らない優しい手が、傷ついた彼女の身体に、油を塗ってくれているような肌触りを感じたのです。


 「ハッ」として周りを見ても、誰もいません。

 しかし、その手が触れると、不思議なように痛みが消えていくではありませんか。

 彼女はその時、はっきりと神様がともにいてくださることを感じたと言います。

 神はこの苦難の中で、柔らかい手を持って彼女を支えてくださったのです。

 その後、幸い彼女は日本軍から解放されて、伝道活動を続けることができました。

馬賊

 ところがある日、友人から「病気になったのですぐ来てください」との手紙を受け取ります。

 彼女は馬で行こうとしますが、思った通り、途中で5~6人の窃盗団に襲われます。

 彼女は必死に「病気の友人のため栄養あるものを届けなければならない」と訴えます。

 しかし、それどころか「身包み脱いで置いて行け」と脅されます。

叫び

 友人のためには薬やその他のものがどうしても必要です。

 それで彼女は、「どうかこれらのものが守られ、無事に届けられるように!」と心の中で真剣に祈りました。

 すると、この時も不思議なことが起こりました。

 その馬賊、窃盗団が何か恐ろしいものを見たかのように悲鳴を上げ、一目散に逃げていったのです。


 何だか分かりません。

 でも、とにかく守られたことを感謝して、やがて目的地に着きました。

中国キリスト教会

 その夜、彼女の説教する集会が教会でもたれました。

 ところが、その集会の最中、後ろのドアから何人かの人々が入って来ました。

 なんと朝、彼女を襲った窃盗団だったのです。

 やがて集会が終わり、彼らは前に来て、こう言いました。

先生様。どうか私たちをあなたの弟子にしてください。今までこんな稼業をして来ましたが、あなたのようなすごい人にあったのは初めてです」。

 彼女はいったいどう言うことかわからないでいると、彼らはこう説明しました。

主のご臨在

今朝、あなたに手をかけようとした途端、見たこともないような不思議なお方があなたを守っておられた。その方は神々しい姿をしていた。あなたは不思議な人です。普通の人ではありません。」。

 神のご臨在が見える形で、彼女を守ったのです!

私たちの格闘は血肉に対するものではなく、支配、力、この暗闇の世界の支配者たち、また天上にいるもろもろの悪霊に対するものです。

13 ですから、邪悪な日に際して対抗できるように、また、一切を成し遂げて堅く立つことができるように、神のすべての武具を取りなさい。
」(エペソ6:12~13)

この苦しむ者が呼ぶと【主】は聞かれすべての苦難から救ってくださった。7 【主】の使いは主を恐れる者の周りに陣を張り彼らを助け出される。」(詩篇34:6~7)

列王記6

試練に耐える人は幸いです。耐え抜いた人は、神を愛する者たちに約束された、いのちの冠を受けるからです。」(ヤコブ1:12)

信仰の創始者であり完成者であるイエスから、目を離さないでいなさい。

 この方は、ご自分の前に置かれた喜びのために、辱めをものともせずに十字架を忍び、神の御座の右に着座されたのです。
」(へブル12:1)

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