〇〇をやめると新しいことがスタートする!

 「〇〇を止めると新しいことがスタートする!」の○○とは何でしょうか?

 ファウジャン・シンさんはお婆さんが亡くなってから、いつもお婆さんの写真を見ながら過ぎし日を思い出して、憂鬱な毎日を送っていました。

 愛していたパートナーが死ねば、いつまでも一緒にいたいと思うでしょう。

 このお爺さんはお婆さんが死んでから、いつも公園のベンチに座って暗い顔をして、涙を流していたのです。

 このような中、心の底から幸せを感じる生き方は、もはやあり得ないでしょうか?

公園でのマラソン

 ところが、そのベンチの前を若者たちがマラソンをして走っているのです。

 その走る姿を見て「若いことは本当に良いものだな。若さというのはどれほど美しいか…」とぼそっと言い、家に帰って寝ました。

 けれども、突然、心の中に、「自分も走ってみよう。私でも走れないことはない。私も走ってみよう」という意識が満ちてきました。

 そう考えて翌日から、過去を思い出すことを止めました。

 そして、公園のベンチから立ち上がり、自分も公園を走り始めたのです。

 「私もマラソンランナーになろう。年齢は単なる数字に過ぎないという言葉もあるではないか・・・。」

シン

 そう考えて未来に向かって走り始めました。

 始めは足がブルブル震え、息が荒かったのです。

 しかし、人生の最後の時期を、過去を思い出しながら、空しく無意味なまま過ごしたくないと決心して走り始めたのです。

 そして、数ヵ月後、彼はロンドンのマラソン大会に出場すると周囲に言います。

 もちろん、周りの人から無理だと言われ、みな首を横に振りました。

 しかし、彼はロンドンのマラソン大会に出場したのです。

 その時のお爺さんの年齢は89歳です。

 全ての人はお爺さんが途中で棄権すると思いました。

 ところが、彼は予想に反して42キロを超えるマラソンのフルコースを6時間45分で完走したのです!

ファウジャ・シン2

 そして2003年に92歳という年で、再びカナダのトロントのマラソン大会に出場し、以前の記録より1時間も短縮させ、5時間40分で完走する新記録を立てました。

 お爺さんは世界最高齢マラソン完走者として記録されただけではなく、さらに素晴らしいことが起きたのです。

 何かというと「不可能はない!」というアディダスの広告モデルに抜擢されて、多額の契約金をいただくようになったのでした。

 この世で一番強い人は誰でしょうか?

 誰が最も強いでしょうか?

 過去を思い出すことをやめ、心の中に夢を抱いて走る人です。


ファウジャ・シン

 そして、2013年2月、101歳の最高齢のマラソンランナーであったファウジャン・シンさんが引退しました。

ファウジャ・シン1

 シンさんはこの日、「心の底から幸せを感じる」と述べました。

 夢は情熱を生み、意欲を生み、希望を生み出します。

 夢を再び掲げましょう!

 心の底から幸せを感じる生き方はここにあります!


 カルデア人のウルから出発したアブラハムはカナン地を目指しましたが、途中のハランに定住してしまいました。しかし、創世記12章で再びアブラハムに以下の通りに仰るのです!

【主】はアブラムに言われた。『あなたは、あなたの土地、あなたの親族、あなたの父の家を離れて、わたしが示す地へ行きなさい。

2 そうすれば、わたしはあなたを大いなる国民とし、あなたを祝福し、あなたの名を大いなるものとする。あなたは祝福となりなさい。

3 わたしは、あなたを祝福する者を祝福し、あなたを呪う者をのろう。地のすべての部族は、あなたによって祝福される。』
」(創世記12:1~3)

ファウジャ・シン3

私たちの神、【主】はホレブで私たちに告げられた。『あなたがたはこの山に十分長くとどまった。7 あなたがたは向きを変えて出発せよ。

 そしてアモリ人の山地に、またそのすべての近隣の者たちの地、すなわち、アラバ、山地、シェフェラ、ネゲブ、海辺、カナン人の地、レバノン、さらにあの大河ユーフラテス川にまで行け。』
」(申命記1:6~7)

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