失敗の連続に見える人生の意味

 人里離れた農家に育ち、正式な教育を受けられたのはただ1年のみ。

 幼い時に母をなくし、学校にも通えず、普通の人がする人生の準備が

出来なかった青年がいました。


 彼は23歳のとき議員になろうと立候補しましたが、落選しました。

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 24歳の時、商売にも失敗します。

 26歳には恋人が死んでしまい、そのため、翌年、神経衰弱になります。

 29歳の時、州下院議長に立候補しましたが落選しました。

 31歳に選挙人団に出馬しましたが落選しました。

 34歳、連邦上院議員に出馬しましたが落選しました。

 37歳の時、幸いに連邦下院議員に当選しましたが、その2年後、連邦下院

議員に再立候補しましたが落選しました。

 47歳の時、副大統領に出馬しましたが落選しました。

 49歳には連邦上院議員に出馬しましたが、落選します。

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 そして1860 年(51歳)、遂にアメリカの大統領に当選したのです。

 これはよくご存知のアブラハム・リンカーンの経歴です。

 リンカーンの人生はなぜこのように苦難に満ちているのでしょうか?

 その意味は一体何でしょうか?

 リンカーンは言います。

「私が人生で失敗をし、苦い経験をした、そのすべてが今日、私を

人間らしい人間になるようにしてくれました…。」


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 1861年3月4日、リンカーンは大統領に就任します。

 リンカーンを選ばれたのは主です。

 主は様々な試練を通してリンカーンをご自身の器とされ、ご自身の

御心を実現するために、アメリカ第16代大統領に任命されたのです!

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 リンカーンが大統領に就任して僅か1ヵ月後の4月12日、ついに、

アメリカを二分する南北戦争が勃発します。

 リンカーンは苦しい戦いを覚え、夜中に大統領執務室で膝をかがめて、

うめきつつ祈りました。

 1865年4月9日、アメリカを二分した南北戦争はついに終結し、奴隷解放

を宣言した北軍が勝利を治めたのです。

 その5日後、リンカーンは狙撃され、4月15日、56歳で

この地上を去りました。

 彼は奴隷解放という大きな使命を成し遂げ、天に召されたのです!

 主は最も愛する者に試練、苦難を許されるのです!


キリストは、人としてこの世におられたとき、自分を死から救う

ことのできる方に向かって、大きな叫び声と涙とをもって祈りと願いを

ささげ、そしてその敬虔のゆえに聞き入れられました。

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 キリストは御子であられるのに、お受けになった多くの苦しみによって

従順を学び、完全な者とされ、彼に従うすべての人々に対して、とこしえの

救いを与える者となり、神によって、メルキゼデクの位に等しい

大祭司ととなえられたのです
」(ヘブル5:7~8)


 主のみこころを行おうとするとき、多くの戦いがあり、失敗もあります。

 しかし、負けてはなりません!

 イエス様は勝利を保証しておられるからです!


あなたがたは、世にあっては患難があります。

 しかし、勇敢でありなさい。

 わたしはすでに世に勝ったのです
」(ヨハネ16:33)


神を愛するとは、神の命令を守ることです。

 その命令は重荷とはなりません。

 なぜなら、神によって生まれた者はみな、世に勝つからです。

 私たちの信仰、これこそ、世に打ち勝った勝利です。

 世に勝つ者とはだれでしょう。

 イエスを神の御子と信じる者ではありませんか。
」(第一ヨハネ5:3~5)

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