みことばが語り掛ける!

 洗剤やハミガキの会社として「ライオン」があります。

小林富次郎

 その創業者は小林富次郎というクリスチャンです。

 彼は若いとき、神戸にある教会でイエス・キリストを受け入れ、

洗礼を受けます。

 しばらくして、小林さんは子会社の責任者として出向します。

材木

 その会社はマッチを作る会社で、1年分のマッチの材料となる材木を

川に浮かべて貯蔵
しておきました。

 ところが、1891年、彼のいた東北地方に台風がやって来て、大洪水

なり、川に貯蔵していた材木すべてが流されてしまいました。

 そればかりかその材木が下流にあった橋を、次々に壊していったのです。

 その結果、小林さんはその責任者として、多大な負債を

負う
ことになりました。

 小林さんは死に場所を求めさ迷っていたときに、ある橋の上に来ました。

橋

 欄干をまたぎ、まさに「飛び込んで死のう」としたその時、

1つの聖書のことばが小林さんの心に響いて来ました。

 それはヘブル12:11でした。

すべての懲らしめは、そのときは喜ばしいものではなく、かえって

悲しく思われるものですが、後になると、これによって訓練された人々に

平安な義の実を結ばせます


 なぜ、このことばを突然思い出したのでしょうか?

 それは小林さんの洗礼式のときに、牧師から頂いたことばだった

からです。

はっ

 その時、彼は「ハッ」としました。

神はこの苦難をすでにご存知だったのだ。

 だから、あらかじめその試練に備えて、このみことばを私に下さって

いたのだ。

 そうだ。

 これは私を強くするためであり、ピンチは同時にチャンスなのだ
」。

 そう考えると、新しい力が湧いて来て、「もう死ぬ必要はない!

もう一度チャレンジしよう!」と心を新たにしたのです。

 それで小林さんは私財を全部処分し、会社を縮小し、後任者に

委ねました。


 40歳を過ぎていましたが、ゼロから小さな石鹸工場を

スタート
したのです!

ライオン

 それが今日の「ライオン」という会社の土台となりました。

 その後、小林さんの子や孫の何世代にも渡って、沢山のクリスチャンが

生まれ
、その中には牧師や伝道者も生まれたのです。

 絶望の中、みことばが闇の中に輝くのです(ヨハネ1:5)


あなたがたの会った試練はみな人の知らないものではありません。

 神は真実な方ですから、あなたがたを、耐えられないほどの試練に

会わせることはなさいません。

 むしろ、耐えられるように、試練とともに脱出の道も

備えてくださいます。
」(第一コリント10:13)


神のことばは生きていて、力があり、両刃の剣よりも鋭く、たましいと

霊、関節と骨髄の分かれ目さえも刺し通し、心のいろいろな考えや

はかりごとを判別することができます
」(ヘブル4:12)


この律法の書(みことば)を、あなたの口から離さず、昼も夜も

それを口ずさまなければならない。

 そのうちにしるされているすべてのことを守り行なうためである。

 そうすれば、あなたのすることで繁栄し、また栄えることが

できるからである。
」(ヨシュア1:8)


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