孤独な老人 | PRAINSのブログ

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約半月ほど前の事だった、ある日の夕方にお客様の髪を切ってる時

80代と思われるような男性が店に入ってきたが頭頂部は

禿げあがってるし身なりや雰囲気からお客様じゃない事は直感した。

「すみません、トイレを貸してもらえますか?」

嫌な予感がした僕はお客様以外の方にトイレは貸せない

すぐそこにコンビニやドラッグストアがあるので

そちらを利用してくださいと断った。

 

その時はあまり印象に残らなかったのだが翌日そのご老人が

ウチの店の前のバス停のベンチに座ってる事に気付いた。

更には次の日も、その次の日も彼は同じ場所に座って

只々うつむいていて時々ガラケイの画面を眺めてるだけ。

それから気になった僕は彼を観察し始めた。

どうやら彼は毎日午後2時頃現れて3時間半ほどベンチに座り

5時半頃に帰って行くのが日課になってるようだ。

 

真夏の今、日本緊急医学会が暑い時間帯の不急不要の外出は

控えて下さいと呼びかけているのに80代のご老人が

毎日3時間半も屋外で時間を潰してるのはおかしいと思い

老婆心ながら僕はその諸を四つ道路の交番に届けた。

トイレの件で一度会話をした時はボケてる感じはしなかったが

もしかしたらボケてて家族の方も心配してるんじゃないかと思ったのだ。

 

お巡りさんが来て職質してたが僕は会話の中には入らなかった。

その後お巡りさんに「大丈夫なん?」って尋ねたが

お巡りさんは大丈夫だと言っていた。

しかし今でも彼は毎日同じルーティーンを繰り返してる。

どんな事情があるのかは知らないしお巡りさんも言わなかったが

時間を潰すなら冷房の効いた図書館や大型スーパーに

行けばいいのにと思うのだがバス停に座り続ける真相は如何に?

 

もしかしたら家族に老害と見なされ家に居場所がないのかも知れない。

そんな想像をしてたら僕は自分の20年後が心配になった(笑)

彼はいつまで同じルーティーンを繰り返すのだろうか?

ジャンジャン!!