1970年代半ば、巴山永吉先輩が運転するホンダCB750K2に2ケツして
富士山を背に走ってる時に日産フェアレディZ S30の
パトに追いかけられたが巴山先輩余裕でぶっちぎり。
その時巴山先輩が口づさんでいたのはキャロルの「緊急電話」だった(笑)
キャロルの「緊急電話」はキャロルというバンドが最後にレコーディングした曲。
当時キャロルは既に永ちゃんとジョニーの確執もありバラバラでグループ解散が決まってた。
「緊急電話」というタイトル名はキャロル解散という緊急事態を
ファンに伝えるという意味でジョニーさんがつけたそうだ。
<ジョニー大倉・談>
「緊急電話」のレコーディングは麻布十番にあるアオイスタジオだった。
この時、永ちゃんがシークレット・メッセージを吹き込むというので
僕はその録音に立ち会ったが永ちゃんの口から出て来た言葉に
僕は驚いて耳を疑った、どうして最後の最後にそんな言葉を
メッセージとしてわざわざレコードに入れるのか僕は理解に苦しんだ。
自分の高貴な作品に水を差すような行為を永ちゃんは
ニヤニヤ笑いながら楽しそうに行った。
永ちゃんの言葉にキャロルが汚されていくような
気がして僕は苦しかった・・・
シークレットメッセージというのはレコードを逆回転で
かけると言葉が聞き取れるという録音手法。
「緊急電話」のシークレットメッセージはキャロルファンには
有名だがここには書けないくらい永ちゃんにしては下品な
全国の女性に向けた卑猥な下ネタのメッセージ。
キャロル最後のオリジナル・スタジオ・レコーディング曲となった
「緊急電話」は解散ライブの直前の1975年(昭和50年)4月5日に
発売された「GOOD BYE CAROL」の最後を飾る曲になった。
そしてキャロルは8日後の4月13日の雨の日比谷野音で
伝説になる解散コンサートを行ったのだった。
ジャンジャン!!