釣りの記事で海の様子が変わりそれに伴い魚の生態も変わったんじゃないかと
書いたがそれは海や魚に限らず地上や地上生物にも同じ事が言える。
近年広島県内の山間部ではカメムシが異常発生し果実を荒らしたり
民家に入り込んで異臭を放ちカメムシ注意報が発令されている。
異臭を放つカメムシは対象外だが昭和の男の子の多くは虫が好きで
子供の頃に虫捕りに行った事ない人の方が少ないんじゃなかろうか。
僕が幼少期から子供時代を過ごした長浜の実家は山の麓にあり
春から秋にかけては学校から帰ったら裏山の野山を駆け回り
夏休みにもなれば毎日のように虫捕りに興じたもんだ。
小学校の高学年には僕は蝶の標本を制作してたんで蝶を採取したり
カブトムシやクワガタを捕りに行く事が多かったが幼少期から
小学校中学年くらいの夏はセミ捕りをする事が多かった。
当時長浜に生息してたセミはオオジャンと呼んでたクマゼミ
ジージーゼミと呼んでたアブラゼミ、小型のチイチイゼミ
ニイニイゼミ、夏休みの終わり頃にはツクツクボウシを目にした。
当時僕が不思議に思ってたのは長浜にはミンミンゼミがなぜかいなかった。
理由はよくわからないが広の小滝でミンミンゼミを見たんで
同じ広地区の石内山には生息していたのだが。
「せみのうた」知ってます?
僕は今でもセミの鳴き声を聞くとこの歌が脳裏に浮かぶんですが
今の子供たちは虫捕りなんてしない子が多いし虫が怖くて
触れない子が多いそうなんで、こんな歌も知らないかもね。
てか、当時捕ったセミに爆竹を縛り付けて火を点け解き放ち
空中で爆破させる遊びをやっていた(笑)
爆竹セミ爆弾の犠牲になるのは見た目がパッとしない
迷彩柄のアブラゼミが多かったですね~。
セミは地上に出て1~2週間しか生きられないし
今思えば虫と言えども命の尊さがあるのも理解できる。
爆竹セミ爆弾は残酷な遊びだったと思うが
昭和の男の子は残酷も平気だったのだ。
今ならコンプライアンス云々で大問題になるかもね~(笑)
その他にも昆虫採集セットに付属されてる得体の知れない
赤や緑の溶液を注射して観察なんかもしてましたね~。
先日プチツーリングに行く途中に狩留賀浜の辺りで
虫かごを肩からぶら下げ虫取り網を持ってる小学生の集団を目にした。
その光景が微笑ましく暫く目で追ってたが少し違和感を感じた。
その違和感とは大人が数人追従していたからだ。
確かに現代においては大人や親が子供の送り迎えをするのは
当たり前の時代なのかもしれないが個人的には虫捕りは
子供の世界であり大人が引率するのは違うような気がする。
まあ時代性と言ってしまえばそうかも知れないが
子供だけで考え危険を察知し自然界を経験する事が
大事なんじゃないかと思うんですがね~・・・
僕は二十歳の時に突発性音響障害難聴を患い右耳はずっと
耳鳴りがしてるんで今では遠くで鳴くセミの声は聞き取れないが
ツーリングやゴルフで山に行くと下手したら10月頃までセミが鳴いてる。
僕が小学生の頃は夏休みが終わり2学期が始まれば山は秋の気配で
セミの鳴き声もあまり聞かなくなってたが、これも地球温暖化で
セミの生態が変わったんじゃないかと思う。
もしかしたら数十年後には冬でもセミの鳴き声が聞こえる時代に
なってるかもしれないと思う今日この頃です(笑)
ジャンジャン!!