昨年9月に膠原病の一種である指定難病治療のために年内の活動を
休止することを発表していた八代亜紀さんが同年12月30日に
東京都内の病院で死去し本人の遺志で1月8日に事務所スタッフのみで
葬儀が執り行われ訃報は翌9日に所属事務所より公表された。
享年73歳という若さだった。
いや~、個人的には特に八代亜紀さんのファンでもなかったが
僕が高校生だった1979年(昭和54年)に大ヒットした「舟唄」
翌年に大ヒットした「雨の慕情」は当時歌番組で何度も聴いたし
今でも1番ならソラで歌えるくらいよく覚えている。
八代亜紀さんが昭和の日本を代表する演歌歌手だって事は
重々承知してるが個人的には彼女は大型トラックを
派手にデコレーションした通称デコトラを駆る
トラック野郎たちのアイドルというイメージが強い。
僕の認識では1977年(昭和52年)に出演した菅原文太さん主演の
映画「トラック野郎 度胸一番星」で女ダンプ運転手の紅弁天役で
出演した事に端を発してるのかと思ってたのだが調べてみると
どうやら1973年(昭和48年)にリリースした「なみだ恋」が
トラック野郎たちに支持されたのが発端らしい。
1973年と言えば僕は小学校の4年生であり「なみだ恋」という
曲のタイトルに覚えがなかったのだがYouTubeで
検索して聴いてみてハッキリ思い出した。
「なみだ恋」を歌う八代亜紀さんの当時の映像は残念ながら記憶にないが
この曲は生前の母が当時家事をしながらよく口づさんでいた曲だ。
久々に聴いたが懐かしくて涙がチョチョ切れそうだ(笑)
それにしても映像の雰囲気、これぞ正に昭和ですね~。
この曲のヒット後にトラック運転手から「トラック野郎の女神」として
絶大な支持を得るようになり「八代観音」と呼ばれる八代さんの
顔を模した観音の絵が描かれたトラックが出現した。
これがきっかけになり映画への出演が決まったそうだ。
トラック野郎たちに大人気になった恩恵で1984年(昭和58年)には
「陸の船乗り」という曲が三菱ふそうのCMソングに使われた。
2021年には八代亜紀さんの芸能活動50周年として
渋谷PARCO前の公園通り広場に「亜紀観音」という
有名な派手なデコトラが展示されご本人も登場したらしい。
てか、個人的にデコトラはあまり興味がないのでわからないが
この手のカスタムって道交法違反にならないのか?
確かに昭和の時代に派手なデコトラが走ってるのを
よく見かけたが最近では殆ど見ませんもんね~。
八代亜紀さんが亡くなってまた一つ昭和の星が散った。
残念ではありますが謹んでお悔やみ申し上げます。
ジャンジャン!!