NHKドラマ「アイドル誕生 輝け昭和歌謡」 | PRAINSのブログ

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昭和の時代と違い昨今の正月番組は観たいと興味をそそる番組が

殆どないので基本的には正月にテレビを観る事も殆どない。

番組自体がつまらなくなったのか、僕の感性が錆びれて

時代遅れになってるのかはわからないが兎に角テレビがつまらない。

 

そんな中でたまたま見つけた今年の正月2日夜にNHKBSで放送された

ドラマ「アイドル誕生 輝け昭和歌謡」は面白かった。

ドラマは昭和の人気オーディション番組「スター誕生」から生まれた

森昌子、桜田淳子、山口百恵、岩崎宏美、ピンク・レディーといった

日本中を熱狂させた「アイドル」誕生の舞台裏の物語。

アイドルの礎を築いた当時のクリエイターたちの熱い思いを

実話をベースにしフィクションとして制作されたドラマ。

ドラマは昭和の作詞家、阿久悠さんを中心に繰り広げられる。

 

 

1970年代初頭、作詞家の阿久悠は多くの歌手にヒット曲を提供し

森昌子や桜田淳子、岩崎宏美などを次々と世に送り出していた。

そんな阿久は天地真理や南沙織、キャンディーズなどを手掛け

大活躍してた音楽プロデューサーの酒井政利が見出した

青い性路線で爆発的人気を得たアイドル山口百恵を強く意識する。

 

山口百恵も阿久の番組であるスター誕生の出身だが

阿久自身はスタ誕の寸評で百恵を酷評してた。

そんな経緯もあり昭和の歌姫と称された伝説のアイドル

山口百恵から生涯一度も楽曲の依頼がなかったのだ。

 

その後まったく新しいアイドルを模索し作曲家の都倉俊一と組んで

ピンク・レディーをデビューさせ社会現象になるほど

大人気になり日本音楽界は空前の黄金時代へと突入する。

しかし、やがて時代はシンガーソングライターの時代になり

職業作家の阿久悠は時代に取り残される立場になる・・・

 

 

 
昭和38年生まれの僕は天地真理さんや南沙織さんがデビューした
昭和47年に小学生2年生でありピンク・レディーがデビューした
昭和51年に中学1年という事で、ドラマで描かれた時代は
少年期から思春期にかけてリアルタイムで実際に体験した世代。
 
伝説の番組「スター誕生」もほぼ欠かさず見てたので番組から生まれ
デビューしスターになったアイドルもほぼほぼ全員わかる。
もちろん当時はまだ子供故に舞台裏などを知る由もなかったが
大人になるにつけ書籍やドラマ、ドキュメンタリー
更にはネットで当時の事を窺い知るようになる。
 
子供の頃は表に見えるキラ星のようなアイドルばかりに
目が行ったが、この歳にもなると時代を切り開き
新時代を創ったクリエイターたちの事の方が興味深い。
 
てか、昭和の時代にキラ星のように輝いてたアイドルたちも
約半世紀が経った今では高齢者になり現状は様々だ。
しかし彼女たちは間違いなく昭和を彩ったスターであり
彼女たちと共に時代を過ごせたのは幸せだったと思うし
今でも当時の思い出と共に脳裏に深く刷り込まれてる。
そんな時代の裏側が描かれたドラマは面白かった。
ジャンジャン!!