先日の日曜日で2023年の大河ドラマ「どうする家康」が終わった。
徳川家康は知名度も人気もある戦国武将だが昨年2022年の
三谷幸喜脚本の大河ドラマ「鎌倉殿」が
高視聴率を叩き出した直後の作品になるので
ハードルが高いと思ったし主役の徳川家康をジャニーズの
松本潤が演じるという事で個人的には不安視していた。
嘗て香取慎吾が主演した2004年の「新選組」の二の舞に
なるような気がしたし脚本も大事になるだろうな~って思った。
同じジャニーズの岡田准一が主演した2014年の大河ドラマ
「軍師官兵衛」のように好演するイメージが持てなかった。
悪い予感は的中する(笑)
徳川家康という偉人の功績や歴史上の出来事はこれまで
散々語られ映像化されてるが「どうする家康」での
徳川家康は実は弱い人だったって所からスタートした。
物語前半は家康の正室瀬名を演じた有村架純ちゃんとの
恋愛物語が延々と続き大河ドラマの重厚さが微塵もなく
まるで少女や若い女性が好む恋愛ドラマの様相だった。
不安視していたように松潤の演技がわざとらしい。
回りを固める豪華キャストの演技が見栄えが良いので
余計にでも松潤の演技がヘタに見えてしまう。
まあ松潤のキャスティングはジャニーズ騒動前に
決まってたようなのでジャニーズ事務所側と
NHKの方で裏事情でもあったんでしょうな~。
と、いう事で主役キャストと脚本の両方が
僕の好みじゃなく残念な感じで物語が続いた。
恋愛物語に大幅な時間を取った為か歴史好きには重要な
家康にとっての歴史的出来事が省略されたってイメージ。
それでも物語後半になって本能寺の変や大阪冬・夏の陣辺りは
それなりに見所もあったと思うが楽しみにしてた最終回で再び
瀬名が妄想シーンで出て来てかなりの時間において
恋愛シーンが演じられた事に興醒めして終わった(笑)
これなら個人的には三代将軍家光と駿河大納言忠長との
将軍争いの晩年の家康の行動や伊達政宗の娘を娶った問題児
6男松平忠輝とのエピソードをやってくれた方が良かったな~。
もう一つ付け加えたいのは信長の妹のお市の方と
お市の方の長女の茶々の二役を演じた北川景子さん。
小谷城でお市の方が死んで出番が終わったと思ったら
翌週には茶々として再登場したのは違和感があった。
てか、彼女は美形である事は確かだが個人的には
彼女は時代劇には向いてないような気がする。
と、まあ散々な事を書いたが1話も欠かさず最後まで観た。
どうする家康のレビューを読むと辛口のコメントが目に付くが
中には新しい視点での展開は面白かったなど好意的なコメントもある。
しかし同作品は大河ドラマで歴代視聴率ワースト1位作品の
2019年の「いだてん〜東京オリムピック噺〜」に次ぐ
ワースト2位を記録したという事からも世間の評価がわかると思う。
実力もないのに事務所の力で主役を張るジャニーズの
時代はこれで終わったんじゃないかと信じたい(笑)
ジャンジャン!!