2023年も9月になり暦の上では秋だがまだまだ暑い今日この頃
先日参戦たシャネルズ(ラッツ&スター)の田代まさしさんの
トークライブで聴いた昭和の夏を感じさせる歌である
「め組のひと」は懐かしくもあり感慨深い曲だった。
め組のひとは今からちょうど40年前の1983年(昭和58年)に
ラッツ&スターとグループ名を改名した元シャネルズの
ファーストシングルとしてリリースされた曲。
同曲は同年夏の資生堂夏のキャンペーンに使用され大ヒットした。
1983年、何の前触れもなくシャネルズはサヨナラ・シャネルズ・フェアー
開催に伴いシャネルズとしての活動を終了させ同年ラッツ&スターと改名した。
グループ名を変更した理由はあまり明言されることがなくドゥーワップに
とらわれないグループを目指すためと説明されることもあるが
フランスのファッション&化粧品ブランドのシャネルからの
クレームが続いたためと言われることが多く同業である資生堂の
CMソングを担当することになったためという説もある。
その辺りの事については先日マーシーは何も語りませんでしたな~。
当時シャネルズのファンだった僕は戸惑った
グループ名を改名したのもそうだったのだがリリースされた
め組のひとの音楽性がシャネルズ時代と大きく変わったと感じたからだ。
確かにめ組のひとは時代性による時代の波にも乗りヒットしたが
彼らはドゥーワップを捨てて歌謡曲路線に走ったのかと残念に思った。
まあ私見を言えばシャネルズ時代も特にシングルカットされた曲は
ドゥーワップ歌謡曲って感じではあったんですがね~。
め組のひとの曲調はシャネルズ時代のオールディーズ風作品と異なり
当時イギリスを中心に流行していたファンクとラテン音楽を融合させた
ダンスミュージックのファンカラティーナを取り入れた作風だった。
ドゥーワップ好きの山下達郎さんはシャネルズの
デビュー前から彼らのドゥーワップを高く評価していたらしい。
しかし当時既に達郎さんは今ではシティーポップスと言われる
ニューミュージックの先駆者の一人として君臨していた。
ラッツ&スターのセカンドシングル「Tシャツに口紅」では
達郎さんの師匠とも言える大滝詠一さんが楽曲提供。
結果ラッツ&スターの楽曲はシティーポップスに傾いて行った。
ドゥーワップという偏ったマニアックなジャンルの音楽性での
限界を感じて音楽性を変えて行ったのかも知れませんね~。
実際にこの頃ラッツ&スターになっての音楽性の変化を理由に
ピアノの山崎さんとベースの高橋さんが脱退しましたからね~。
2018年にはエロカッコいいと言われる倖田來未ちゃんの
カバーバージョンを用いた振り付け動画が話題となった。
いや~、倖田來未ちゃんってキューティーハニーの時もそうだけど
目の付け所が良いし上手くエロカッコよくアレンジしますね~。
しかし音楽ってのは同じ曲でもアレンジ次第では
大きく受ける印象が変わるって思いますね~。
そう考えるとアレンジャーの仕事って凄いと思いますね。
先日記事にしたザ・ビスキャッツはお得意のロカビリーにアレンジしてる。
しかし前記したようにシャネルズ時代の曲はアメリカンオールディーズの
ドゥーワップがベースにあるのでロカビリーアレンジとも相性が良さそうだが
ファンカラティーナなめ組のひとのロカビリーアレンジは
ちょっと厳しかったかな~って気がします。
皆さんはどう思いますかね~? (笑) ジャンジャン!!