前科者 | PRAINSのブログ

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ビックコミックオリジナル誌上で連載されている香川まさひとさんの

「前科者」って作品が2022年に映画化されたのでDVDを借りて観てみた。

「前科者」は保護司の女性が罪を犯した前科者達の更生

社会復帰に向けて正面から彼らと向き合う姿を描いた社会派物語だ。

 

「前科者」は2021年にドラマ化もされてるがドラマは観ていない。

原作になってる漫画は2018年に連載が始まったが

連載が始まった頃に時々昼食に行くお好み焼き屋さんで

ビックコミックオリジナル読んでいたし興味深い作品だと思っていた。

映画はR12指定でテレビドラマ版から数年後の物語を

描く完全オリジナルストーリーという事だ。

 

 

<あらすじ>

 

罪を犯した者や非行歴のある者の更生

社会復帰を助ける保護司の阿川佳代(有村架純)は

さまざまな前科者のために日々奮闘していた。

彼女が保護観察を担当する男で職場のいじめにより

同僚を殺害した過去のある工藤誠(森田剛)は

実直な生活態度で社会復帰も間近と見られていた。

 

しかし彼はある日突然姿を消し再び警察に追われる身となってしまう。

一方その頃街で連続殺人事件が発生し

捜査の進展につれ佳代の過去が明らかになっていく。

 

 

保護司とは犯罪や非行に陥った人の更生を任務とする

非常勤の国家公務員だが報酬はない。

 

保護司の阿川の日常と同時並行で描かれる連続殺人事件が本作の鍵。
犯人は誰か、その動機は何なのか、保護司を加えた刑事ドラマの様相だ。
阿川や工藤の過去の経緯と伏線になる交錯するストーリー。

映画の進行とともにその真相が明らかとなるが
当初はバラバラに見えた伏線が終盤に向けて回収されていく。

有村架純ちゃんは美女枠を封印しオシャレとは言い難い眼鏡をかけ

どこか暗さの漂う野暮ったい女性を好演している。

これは原作漫画のイメージを忠実に再現されている。
森田剛もアイドル出身とは思えない熱演だ。

 

てか、冴えない保護司の架純ちゃんが聞き込みに自宅に来た元恋人の刑事と

いきなり絡みを始めたのは驚いたし良いもの見させてもらった(笑)

いくら元恋人って言っても勤務中の刑事がいきなり女を押し倒し

保護司もそれを受け入れおっ始めちゃダメでしょう(笑)

 

 

保護司と罪を犯した加害者の更生の話、うーん、色々思うことが有りますな~。

てか、最初に断っておくが僕はこう見えて前科は一度もない(笑)

それでも思春期に犯した数々の少年犯罪で保護観察処分だった時代がある。

 

17歳から18歳の時の事だが僕の保護司は有村架純ちゃんが演じたような

若い女性じゃなく当時の長浜郵便局局長の冴えないオッサンだった(笑)

誓約書に記されているように1ヵ月に2回保護司宅を訪ねて

近況報告をすることが義務付けられていたが

40年以上も前の事だったから保護司の顔も名前も覚えてない。

 

僕は保護観察中に美容学校を卒業になったが実は東京に就職したかった。

所が誓約書に記されてあるように「一定の住居に居住する事」

「住居を転じる時は保護司の許可を得る事」という要項条件と

保護者である母の承諾が得られなかったため東京に出る夢は途絶えた。

それでミヤニシに就職したが僕が保護観察中だった事は伏せていた(笑)

 

そうした経緯があり今があると思えば保護観察は

案外ラッキーだったのかも知れない。

当時の僕は無免で事故を起こし運転免許証の

取り消し処分中だったから乗り物を所有出来なかったし

ミヤニシに就職して僕を取り巻く環境が大きく変わって

族なんてダサいと価値観が変わった事も大きかった。

 

と、話が大きく脱線したが映画「前科者」は個人的には

可もなく不可もなしって感じの刑事ドラマだと思いましたね。

ジャンジャン!