ドキュメント シン・仮面ライダー | PRAINSのブログ

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公開直後に劇場で観た庵野秀明監督の「シン・仮面ライダー」

その制作現場に密着した「ドキュメント シン・仮面ライダー 

~ヒーローアクション挑戦の舞台裏~」が公開から約2週間後にあたる

3月31日にNHK BSプレミアムで放送され録画していたので観てみた。

映画を作る舞台裏は個人的には興味津々ですからね。

 

NHKオンデマンドの番組紹介ページでは

ノスタルジーと新しさを融合したアクション映画を目指すが

この相反するテーマは制作現場に大いなる葛藤と

波乱を呼ぶことになると紹介されている。

 

同番組では庵野監督がスタッフや俳優に対して厳しいダメ出しを

連発する姿が随所にみられるのだが一部視聴者の間で

「パワハラではないか」と物議を醸しているようだ。

 

アクション監督を務めるキャリア20年の田渕景也氏は

庵野氏が理想とするアクションシーンを作るために

様々なプランを提案するが、なかなかOKが出ない。

クライマックスの撮影で庵野監督は田渕氏をはじめとする

スタッフ陣に声を荒げ激怒したのだった。

 

 

番組を観て僕が思ったのはドキュメント シン・仮面ライダーも

ある意味テレビ番組であるのだから額面通りではなく

多少は脚色や誇張してると思うという事。

 

いつも僕が言うように、こう言ったリメイク作品は本家をオマージュしながら

新しい物を取り入れ本家を超えて往年のファンも納得させるような

完成度の高い作品に仕上げるのは物凄く難しい作業なんだと思います。

映画は監督一人で出来る物じゃない事は確かだが監督は現場責任者だし

作品の評価は監督の評価だから当然現場への要求も高くなりますよ。

 

良い物を作ろうと思ったら論議は必要だし時に声を荒げる事も当然ある。

撮影は監督自身の拘りと現場の葛藤のせめぎ合いで映画監督は

納得出来ないものは作れないって姿勢で撮影に挑んでる。

各ポジションのスタッフも俳優もプロなんだから

全て指示待ちじゃなく高いレベルの事が求められるのは当然の事。

 

孤狼の血の白石監督も撮影協力者の僕たちには凄く温和な方だが

撮影現場で別人じゃないかと思うくらいスタッフを叱咤する事もある。

確かに現代は昭和じゃないので昭和のやり方は通用しないんだろうが

この程度の事でパワハラだって言ってたら良い物なんて作れない。

「雨降って地固まる」じゃないけど現場が本気でせめぎ合い理屈じゃなく

苦しむからこそ感動させる作品が出来るんだと思いますけどね。

ジャンジャン!!