昭和の時代のお茶の間で普通に放送されてた人気番組だが
令和の現代において地上波で放送出来ない作品が数多くある。
それはテレビアニメや特撮ヒーローにおいても例外ではない。
番組の内容や描写、セリフが差別や残虐性を連想させ
子供に悪影響を与えるという所謂コンプライアンスの問題だ。
1973年から1974年にかけて放送された「クレクレタコラ」は
子供向けの着ぐるみ人形劇5分番組で月曜から土曜まで
週6回もオンエアされていた最高視聴率は13.5%
放送回数は260回という当時の人気番組だった。
当時僕は小学校4年生から5年生にかけてだったが
ユーモアたっぷりで面白い番組だと思っていた。
不思議な森に住むタコ怪獣タコラは木の家に住み
その上から望遠鏡を覗いて欲しいものを見つけると
それを何とかして入手しようとする。
場合によっては極めて暴力的な手段を用いるが多くの場合
企みは失敗し手痛い報復を受けて終わるという内容だった。
今は便利な時代でクレクレタコラもYouTubeで観る事が出来る
5分番組という事だがCMを除くと実質2分半強の番組だったんだな~。
Youtube公式チャネルの紹介には「キュート&バイオレンスな子供番組」と
見出しが出てるし、Wikipediaでは社会風刺的かつアナーキーで
ブラックな展開が多いと記されている。
第114話「タコラの独裁者」はあらゆる暴力で森の住民を
タコラが支配していくストーリーで確かに残虐性を感じない事はない。
独裁者タコラのセリフ「タコラの森で生きるより死ぬ自由を選びましょう」は
少々問題発言だとは思うし子供に悪影響を与えると言われたら・・・(笑)
しかし昭和の子供はアホだったのか(笑)このテイストの
この程度の番組観て独裁者を目指したり首吊りしたって話なんて
聞いた事ないし悪影響を与えられたとも思ってもいなかった。
番組を養護するわけじゃないが最終的にタコラは
手痛い報復を受けて終わってるじゃないか。
個人的にはこの程度で子供に悪影響なんて言うなら
今の時代の匿名で投稿できるインターネットが普及したことである意味
表では見えない部分で昭和より残虐な行為が横行してると思いますよ。
全ての事が昭和の時代の方が良かったとは言えないけど
臭い物に蓋をする、重箱の隅を楊枝でほじくるような
今の時代に窮屈さを覚えるのは僕だけじゃないと思うけどな~
ジャンジャン!!