初期ウルトラマンシリーズOP | PRAINSのブログ

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1966年(昭和41年)に初代「ウルトラマン」が放送開始されて以来

実に半世紀以上にわたって愛され続けている円谷プロの

特撮ヒーロー「ウルトラマン」シリーズ。

それらの作品を彩るクラッシック音楽のようなフルオーケストラの

オープニングテーマは世代を超えて多くの人に親しまれています。

 

個人的にはオープニング映像で流れる怪獣やウルトラ戦士の

影絵を映し出すという表現もアナログではあるが素晴らしいと思う。

時代と共に背景映像に進化が見られるが影絵という手法は以降の作品でも

度々踏襲されるほどウルトラマンシリーズの代名詞になったと思う。

 

初代ウルトラマンの放送が始まった昭和41年は僕は3歳になる年で

当時はまだ記憶や知識がほぼ白紙の状態だった事もあり

最初に脳裏に刷り込まれた特撮ヒーローとして思い出深い。

 

 

初代ウルトラマンのオープニング主題歌「ウルトラマンの歌」。

「デン!デデデデーン!!」という印象的なイントロや影絵のウルトラマン

怪獣たちの映像はあまりにも有名であり感慨深い。

何せリアルタイムで観たのは57年前ですからね~。

 

主題歌は後に円谷プロダクションの2代目社長となる

当時の円谷プロ社長である円谷英二氏の長男である

円谷一氏(名義は東京一)が作詞を担当しています。

 

前身となる「ウルトラQ」の主題歌が

おどろおどろしい雰囲気だったのと対照的に

みすず児童合唱団の明るい歌声と希望にあふれた歌詞が印象的です。

ウルトラマンがヒットしたことにより主題歌はミリオンセラーを記録した。

 

初代ウルトラマンの変身シーンよ~く見ると

ウルトラマンの最大の特徴であるカラータイマーがない事が分かる。

ウルトラマンのデザインを担当した成田亨氏が描いたデザインの段階では

当初ウルトラマンにはカラータイマーはなかったのだ。

だから変身シーンで使われたウルトラマンの人形にはカラータイマーがないのだ。

その後脚本段階でカラータイマーが必要になったのでデザインが変更された。

 

昨年公開されたシン・ウルトラマンにカラータイマーがないのは

庵野監督が成田氏のデザインをリスペクトしたからなんですよね。

 

 

ウルトラセブンのオープニング主題歌「ウルトラセブンの歌」も

円谷一氏が東京一名義で作詞を務めました。

重厚な和音と連続するコーラス、コーラスの合いの手に

ホルンが使われているのが大きな特徴です。

 

クラシックの名曲かと思うほど格調の高い壮大で重厚なオーケストラ。

当時の製作陣の意識の高さをこの音楽聴くだけでも感じ取れる。

個人的にもウルトラマンシリーズの主題歌で一番好きかも。

 

ちなみに、みすず児童合唱団とともに歌っている男性コーラスグループ

「ジ・エコーズ」は尾崎紀世彦さんがメンバーだった「ザ・ワンダース」の別名義。

 

オープニング映像もウルトラマン同様影絵が用いられており

これを見たらどんなに映像技術が発達しても最後の決め手は作り手の

叡知と情熱なんだと思う、歴史に残るべき素晴らしいOPです!

 

 

初代ウルトラマンからウルトラセブンへは間髪入れずに番組が移行したが

何故かその後3年半という空白期間を要して始まった帰って来たウルトラマン。

当初は初代ウルトラマンが帰ってくるという設定であったために

タイトルが「帰ってきたウルトラマン」となったが

商品化展開を踏まえると別人にすべきだというスポンサーの

都合でこの設定は没となり最終的に別のウルトラマンとなった。

 

帰って来たウルトラマンが始まった当時僕は小学校2年生

子供心に帰って来たウルトラマンとウルトラマンはちょっと

ディティールが違うとは思ったが当初別人という認識はなかった。

設定の変更に戸惑ったが当時は大人の事情ってのはわからない。

この辺りからちょっと胡散臭さが漂い始めた(笑)

 

帰ってきたウルトラマンの主題歌「帰ってきたウルトラマン」も

円谷一氏が東京一名義で作詞を務めました。

シリーズで初めて主演俳優である団次郎さんが主題歌を歌い

初代ウルトラマンやウルトラセブンの主題歌と比べても

甲乙つけがたいほどの名曲だと思う。

ヒーローが帰ってきたという高揚感・ワクワク感・疾走感

やはり作品を語る上で主題歌って本当に大切だと思います。

 

この後ウルトラマンシリーズは「エース」「タロウ」「レオ」と

続くのだが個人的には段々と興味が醒めて行った。

まあ年齢的な事もあったと思うがウルトラ兄弟や父母といった

後付けの設定が胡散臭さを増していったような気がします。

帰って来たウルトラマンが始まった同年には

もう一つの国民的特撮ヒーローの「仮面ライダー」が始まったが

仮面ライダーもシリーズを重ねる毎に同じような傾向になって行く。

 

と、いう事だが特筆すべきはウルトラマン、仮面ライダーという二つの

国民的特撮ヒーローを適齢期にリアルタイムで観れた世代だったのが

ラッキーだったし良い時代に生まれ育ったと思いますね。

ジャンジャン!!