GOLD TOP「Flying Irvin Jacket」 | PRAINSのブログ

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ティーンエイジャーの頃の冬にバイクに乗る時は安物の革ジャンしかなかったが

20代になるとウエアーの知識も付いて、安月給ではあるが毎月安定した収入を

得るようになりローンを組んでボマージャケットを購入するに至った。

 

当時僕の周りではAVIREXのB3が大流行したが

天邪鬼な僕はB9を選択して、その後SchottのB6を購入した。

B9の方は劣化が激しく廃棄したが昨今革製品の総入れ替えを実施してるので

体が成長して(笑)ちょっと小さくなったB6は昨年友人に売却した。

 

 

これらのボマージャケットは米陸軍航空隊の爆撃機搭乗員たち向けの

フライトジャケットがデザインの元になってるアウターウェアである。

銀幕のスターでありファッションアイコンだったスティーブ・マックイーンが

1962年公開の映画「War Lover(戦う翼)」にて着用したことで

B3の知名度はグッと高まることになった。

 

で、あるがどうせ買い替えるのなら最もポピュラーなB3は避けたいと思い

B3の原型であるイギリス空軍に配給されていたアーヴィンジャケットに

狙いを定め色々物色してイギリスのブランドである「GOLD TOP」の

RAF Sheepskin Flying Irvin Jacketの購入に至った。

そう、僕が二十歳の頃に購入して約40年間愛用し

先日長い現役を終えた革グローブのゴールドトップである。

 

アービンジャケットは1960年代のロッカーズも愛用してるし

1970年代復刻の民間品をパンクスやスキンズも着用している。

写真トップ右中はセックスピストルズのジョン・ライドン

クタクタのアービンジャケットがカッコいい!

 

 

英国空軍RAF(Royal Air Force)が採用したBattle of Britainを基にした

アービンジャケットをGOLDTOPが最高級Sheepskinを使用し復刻再現。

米国空軍B3に比べタイトスペックでシャープなデザインになっている。

ちなみにアーヴィンとは英国空軍オリジナルを製作してたメーカーの名前。

 

GOLD TOP ENGLANDは1951年創業でレザー製品のグローブ、ブーツ

ジャケット、パンツなどをハイクォリティーで製作していたブランドで

優れた実用性と品質の良さから英国警察にも製品を提供してた実績もあり

当時のルイスレザーのライバルとして存在していた。

1980年代末期頃に一度廃業したが2013年に商標登録を取得し復活

現在精力的に復刻版などにも力を入れて製作・販売しています。

 

 

1969年公開の映画「空軍大作戦(原題「バトル・オブ・ブリテン)」

第二次大戦中にあった実際の戦闘を映画化した歴史映画の超大作です。

質・量ともに劣るイギリス空軍がイギリス国民らと一致団結して

押し寄せてくるドイツ空軍を撃退、最後にはドイツの

イギリス侵攻を頓挫させるという話。

 

原題はフランスがドイツに敗れた時、当時のイギリス首相チャーチルが放った

「次はイギリスでの戦いが始まる!」と宣言した言葉からきています。

この映画の撮影のためイギリス映画界は総力を結集し湯水の如く資金を使用しました。

 

有名なエピソードでは当時スペイン軍で稼働していた大戦中の

ドイツ戦闘機や爆撃機を全部買取ってパイロットも雇い敵役としました。

その映画の中でロバート・ショー演じるイギリス空軍の飛行隊長他が

着用していたのもアービンジャケットでした。

 

と、いう事ですが第二次世界大戦でアメリカと戦い敗戦国になった日本国民の末裔が

戦後日本を占領したアメリカ・イギリス軍の戦闘服を身に着けている姿を

戦死された英霊の方々はどう思うでしょうね~・・・

ジャンジャン!!