ホンダCB750Kに乗り始めて延べ20数年の歳月が流れたが
CB750に乗り始めた頃に僕には色々思う所があった。
息子たちの野球に熱を入れて暫くバイクを降りてた僕が
最初のCB750を購入したのは40歳に手が届く頃だった。
僕がバイクを降りてた間に大型自動二輪免許が限定解除じゃなく
公認の自動車学校で取得出来るようになった事により
大型二輪免許取得者が急増し、世の中を見渡すと
ティーンエイジャーの頃に憧れのバイクだった
ハーレーダビッドソンが雨後の筍のように大繁殖していた。
ブームに乗り遅れた僕は天邪鬼な性格も持ち合わせており
オヤジデビューした仲間達が乗り回す高価なハーレーの
集団を見て嘗ての憧れだったハーレー熱が一気に冷めたのだった(笑)
当時の呉は圧倒的にハーレーが目に付いたし
その他にもカワサキZ系に乗る集団もあった。
そこで僕がチョイスしたのが僕が知る限り当時の呉で
見る事がなかったCB750だったという事だ。
子供の頃に好きだった漫画「ワイルド7」や思春期に読んだ「750ライダー」
永ちゃんやジョニーがCB750に跨るキャロルのポスターも部屋に貼ってたし
何よりCB750Kは高校時代の愛車だったCB400FOURのご先祖様。
僕の中でCB750Kも間違いなく憧れのバイクだったのだ。
20数年前にバイク仲間と集まればハーレー集団の中に
国産旧車は僕一人という状況で、自分が選んだバイクとは言え
皆と毛並みが違うと勝手に感じていたのだが、いや~20数年前に
20年後にこんな時代になってるとは夢にも思わなかった。
ブームという物は必ずいつか終わるという事で
いつしか僕の周りにもハーレーは殆どいなくなった。
ハーレーブームの終焉と入れ替わるように
現在ブームになり高騰してるのが国産旧車。
今では仲間内の他にも時々呉でCB750を見かける事もある。
週間天気予報では雨の予報だった先日の第3日曜日が奇跡的に
晴れたという事で日帰りツーリングを催したのだが
呉から参加した6人が全員黒い革ジャンを身に纏ったCB750だった。
他にも他車に乗る友人数人にも声をかけたのだが都合が悪いという事で
奇遇にも集まったのはCB750に乗るメンバーのみになったのだ。
広島で仲間と一人合流したが彼の愛車もCB750。
計7台のCB750で廿日市のK・TダイナーまでRIDE。
列を成して街を流してる時もK・Tダイナーに到着して
整列駐車した時も注目の的で痛い程の視線を感じた(笑)
本来、天邪鬼の僕もこの状況にはテンションが上がった。
やはり人は統一性を持つ事で仲間の連帯感が生まれるものなんですね~
ジャンジャン!!