「♪チョットマッテクダサ~イ・・・」
以前取り上げたポピーズのヒット曲「恋は気分」の印象的なフレーズ
「♪気分なの 気分が大事」と言う、すっかり忘れてた歌詞を思い出した時のように
不意に天から降りて来た「チョットマッテクダサイ・・・」というフレーズとメロディー。
ー ん?誰の曲の何てタイトルの歌じゃったっけ・・・?
今は便利な世の中でキーボードを打てば寸時に答えが見つかる
なるほど~、思い出した、これゴールデンハーフの曲じゃ!
ゴールデンハーフは1970年代前半に活躍した全員ハーフで
結成されたガールズグループで当時結構人気があった。
ゴールデンハーフは1970年のデビューという事で
当時の僕は小学校1年生だったが、よく覚えている。
何と言ってもデビュー曲の「黄色いサクランボ」はインパクトがあった。
こちらの映像は以前DVDで観た1970年(昭和45年)公開の日活映画
梶芽衣子さん演じる女番、マコ主演の「野良猫ロック セックスハンター」の
劇中でゴールデンハーフが歌う黄色いサクランボ。
後に知る事になるのだが黄色いサクランボはタイトルの
サクランボが平仮名表記ではあるが1959年(昭和34年)に
スリーキャッツという女性トリオが歌ってた曲のカバー曲だった。
当時小学校に入学したばかりの僕は当然そんな事も知らなかったが
「ウッフン」「アッハン」という言葉はインパクトがあり
学校で友達と真似して歌ってた、昭和のガキはマセてますよね(笑)
基本的にゴールデンハーフは和洋問わずカバー曲を歌うグループだった。
まあ、そんな事も当時の僕は知りませんでしたがね~。
で、今回思い出したのがチョットマッテクダサイですが・・・
1971年(昭和46年)リリースのゴールデンハーフの
5枚目のシングル「チョットマッテクダサイ」
カタカナのタイトルはコミカルな曲調を予想しちゃいがちですが
実は凄くセンチメンタルで切ない曲です。
カタコトの日本語で呟くように歌う「チョットマッテクダサイ」って
歌詞が印象的で当時よく真似たし懐かしい曲なんですが
日本語と英語のミックス歌詞という事で歌の内容はよくわからなかった。
「♪チョットマッテクダサイ やさしいあなた」の部分しか覚えてなかった(笑)
で、今回調べて初めて知ったのだが、この曲にも元歌があるらしい。
どうやら1971年にハワイの歌手「サム・カプー」がリリースした
「ちょっと待ってください」ってのがオリジナルらしい。
う~ん、この曲の誕生の経緯はよくわからないが
ハワイの歌手の曲のタイトルが日本語で、ゴールデンハーフの
曲のタイトルがカタカナってのが面白い。
でも、良い曲ですよね~。
日本語と英語を交えて綴る古き良き昭和の時代を
思い出させるどこか切ない和製ソフトロック調の名曲だと思う。
個人的には、アン・ルイスさんがカバーしたら
ベストマッチだと思いますね。ジャンジャン!!