新聞紙の上に横たわるのは苦労の末に討ち取った黒い鎧を身に纏った念願の52cmのチヌ家の重鎮武士
御拝顔の栄誉を賜り、せっかく自己記録を更新したのだから記録を残しておかないとね~!
と、いう事で、これからチヌ家の重鎮の魚拓を取ります
あくまで自己流ですが新聞紙・魚拓紙・墨・筆・ティッシュペーパーを用意します
まずは、あらかじめ魚体のヌメリを取り除くために真水でよく魚体を洗い流します
ティッシュで水分を拭き取れば下ごしらえは終了です
う~ん 改めて見てもさすがに重鎮だけあって、良い顔してますな~! 笑!
なるべく魚体を平らにするために頭部、尾部、背びれに重ねた新聞紙の枕を入れて高さを調整します
次に魚体に墨を塗るのですが、ここで注意しなければならない事は写し取られた魚体は反転しますから
最終的に頭部が左側に来るように魚体の頭部を右側にして墨を塗ります
墨を塗るコツは魚体にコントラストがつくように濃淡のバランスを取る事です
魚体全体に墨を塗ってしまうと黒コゲみたいな魚拓になっちゃいますからね
頭部、アンダーライン、各ヒレには濃いめに墨を塗ります
濃い部分を塗り終えたら、筆に水を含ませて濃く塗った部分の墨を
グラデーションが付くように腹部に広げていきます
目玉は後から入れるので目玉には墨を塗りません
墨を塗り終えたら魚拓紙を被せて一番高い部分から指の腹で軽く押さえながら
魚体に塗った墨を移し取って行きます
墨を移し終えた状態です
墨が乾いたら目玉を入れます
目玉を書くコツは真っ黒に塗りつぶすのではなく目部口寄りの部分に白い光の円を残す事です
そうする事で魚拓が生き生きとした感じになります そーそーそー!
魚拓を取り終え目玉を入れたら
魚種名・長寸・重量・日付・釣り場・釣り人名・現認者名を記入します
出来れば現認者や釣具店の判を押すとグッと雰囲気がアップします
ちなみに今回の文字は愛娘の万凛ちゃんに書いてもらいました 笑!
これまでの瀬戸内海での自己記録だった49cmのチヌの魚拓
平成6年だから今から21年前の釣果という事ですな~
と、いう事は当時僕は30歳だったという事か・・・
能美島の深江にある磯で釣り上げたんですよね
重量は1・6kg、今回重量記録も塗り替えたという事ですね
こちらは尾長グレの自己記録である57・5cm、3kgの魚拓
これを釣り上げた時の嬉しさ、手応え、やり取りは今でも脳裏に深く刻み込まれていますよ!
この釣果は「月刊 釣り情報」の雑誌にも掲載されたんですよね
このグレは豊後水道の愛媛県宇和島市の中泊の一級磯「コケ」で悪天候の中釣り上げた
魚拓は宇和島の釣具店レジャックスの山下孝明氏に取ってもらった
彼は魚拓を取るのが超上手かったですね~
孝明氏、今でも宇和島レジャックスに勤めているんだろうか?
と、いう事ですがチヌもグレも、これで終わりじゃないですからね
次回魚拓を取れるのはいつになるか・・・
てか、チヌ・グレとも60cmオーバーを釣り上げたら僕も釣りは引退しようかな~
ま、60cmは夢の数字ですから、そう簡単に事はいかないと思いますがね! 笑! ジャンジャン!!