2月の「きまぐれミーティング」 | PRAINSのブログ

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2月15日日曜日 天気 晴れ
 
今や広島において恒例になった毎月第3日曜日の早朝に行われる「きまぐれミーティング」
昨今多くの車好きにも認知されてる事もあり今回も2月と言う寒中にも関わらず
多くの車、多くの人で賑わいました
 
僕の個人的な予定では2月の第3日曜日は家族で四国辺りに行こうかと思っていたのですが
先月1月の第3日曜の明石~姫路~赤穂から帰って夫婦間でちょっとありまして
今月は旅はやめようという事になり予定がなくなったので
「きまぐれミーティング」に参加したという次第でございます
 
あまり雪が積もる事もない全国的にみて温暖である瀬戸内の広島も
流石に2月の早朝と言うのは超寒い
 
そんな中、意外と言う程多くの参加者が来ていましたね~
今日はその当日のミーティングをレポートしようと思います
 
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午前7時半
 
イベントは「きまぐれミーティング」主催者のSETOさんの挨拶で始まります
 
まあ「きまぐれミーティング」は殆ど何の縛りもない緩~い井戸端会議的イベントなので
特別何かアトラクション的な事がある訳でもないんですがね
 
参加者は一人500円を払ってコーヒーを頂き参加車両を見て回ったり
参加者同士で情報交換する事を趣にしています
 
しかし人が集まればそこにはやはりマナーモラルが必要になって来る事は確かです
その辺りは僕も呉オールドモータースクラブの執行部として経験済みだし重々解かります
同じ趣味を持つ者同志の楽しい時間の共有は参加者の心得にかかっているのです
 
特に「きまぐれミーティング」は時間的にも早朝に行われますから辺りの住民の方や
会場になる一万トンバース内の企業の人達への騒音の配慮が大事なんですよ
 
しかし中にはいるんですよね~ これ見よがしのアクセルアピール野郎が!
 
乗り物の魅力に「音」がある事は僕だって百も承知ですよ
 
でもイベントはレース場じゃないんだから必要以上のアクセルアピールはいけません
その辺りを主催者のSETO君も繰り返し参加者にお願いしているんです
 
「きまぐれミーティング」に参加される皆さん!是非マナー・モラルを持って参加しましょうね!
 
と、いう事で恒例の僕が独断と偏見で選ぶ今回の気になった車両をご紹介しましょう
ま、旧車好きな僕はどうしても現行車より旧車に目が行ってしまうんですがね~
 
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                                         日産ブルーバード2000GTX
 
通称「サメブル」と言われ70~80年代の暴走族にも人気があった610系2000GTシリーズ
当時人気を博してた日産L型6気筒エンジンを搭載してる事も人気の理由だった
 
フロントデザインが鮫に似てるから「サメブル」とはよく言った物だ
当時の車は皆個性的でしたね~
 
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                                          日産ブルーバード510
 
間違ってたらごめんなさいですが先のサメブルの先代のブルーバード510である事は確かだと思います
510系は確か1300ccのモデルも存在してたような気がしますがこの車両は何なんだろう?
 
当時物登録だとは思いますが「広島 5」は見た事あるけど「広島 4」というナンバーは初めて見たぞ・・・
 
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                                               日産サニートラック
 
大衆車の代表的モデルだったダットサン・サニーがベースのトラック仕様
 
1967年登場時にはダットサンブランドで「ダットラ」と言われていたが1985年からは
日産ブランドになり「サニトラ」と言われるようになった
 
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                                           日産フェアレディーZ 2/2
 
1969年登場で今でも生産されている日産自動車のロングセラースポーツカー
基本モデルは2シーターだが写真は2/2という4人乗りモデル
 
小学校6年の時一つ下の後輩のお父さんが乗っていてスポーツ少年団の試合に行く時
乗せてもらって感激したのを今でもよく覚えていますね
 
てか、車の写真の周りにちょくちょくハンチングを被ったダチョウ倶楽部上島竜兵さんが登場します
僕は竜ちゃんと友達なんですよ、気を付けて見てみて下さいね! 笑!
 
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                                                   トヨタ セリカLB
 
1970年に登場したセリカ(ダルマ)をベースに1973年に登場した3ドアリフトバック
 
1600cc、2000cc共にOHCエンジン、DOHCエンジンがあったが
取り分け高性能のDOHC2000ccの2000GT LBが人気が高かった
 
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                                                  ポルシェ 912
 
ナローポルシェは911が有名だが写真のポルシェナローは912というレアなモデルだ
1964年に発売された911は前モデルの356から大幅に性能アップしたがその分値段も高くなった
 
そのため356をそのまま生産中止にした場合356が持っていた市場の一部を失うと考えたポルシェが
356の市場を直接受け継ぐ車種として開発したのが911の廉価版である912なんですよね
 
9116気筒エンジンなのに対し912は356のエンジンの流れを組む4気筒であるそうだ
ちなみに当時日本に輸入された912は100台だったそうですぞ
 
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                                          アルファロメオ ジュリア
 
今でも人気が高いアルファジュリアシリーズですが写真のアルファは
一見すると通称「段付き」と言われる1300GTジュニアのように見えますが
オーナーに話を聞くと外見の「段」はオリジナルではなく制作された物だそうです
 
しかもエンジンは2000ccに積み替えられてるから殆どオリジナルではないそうです
う~ん、そうなると丸目2灯だからベースは1600GTなんだろうか?
 
しかし「良い音」してましたぞ!やはりアルファサウンドは最高ですな~!
 
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                                          ロータス エラン スプリント
 
1962年に登場したロータス エラン1971年にウエストラインでの上下塗り分けを特徴とした
「エラン・スプリント」を登場させた
 
安全対策や装備充実を中心とした発展を続けたモデルである
 
同級生の友人であるオーナーの「O」君!免許は大事にしてね! 爆!
 
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                                             アルピーヌ A110
 
と、幾つか車を掲載しましたが今回僕が一番見入ったのはフランスの自動車会社アルピーヌ
製作し1963年に発売開始されたアルピーヌ A110だった
 
 
 
昔、フランスのあるサーキットの片隅でもの思いに耽る1人の青年レーサーがいました
 
彼の愛車ルノー4CVは小型で高性能なクルマでしたが大衆車である4Cは
優秀なレーサーだった彼にとって満足できる性能ではなかったのです
 
彼は思いました「もっと速く走りたい、それができるクルマが欲しい・・・」
不思議なことに当時のフランスにはスポーツカーがなかったのです
 
それにはこんな理由があります
 
第二次世界大戦のとき、フランスはナチスに占領され国はひどく荒廃しました
戦争が終わりフランスはファシストから解放されましたがその喜びの後には
国の復興という大仕事が待っていました
 
けれどまさかそのことがフランスの自動車業界をひっくり返すことになろうとは誰が予想したでしょう
 
と言うのは国の復興のためにモータリゼーションを一般市民まで普及させることが必要と
考えたフランス政府は15馬力以上の高級車/高性能車に重税をかけて事実上作るのを禁止
一方、大衆車メーカーを国営化し優遇したのです
 
結果としてプジョー、シトロエン、ルノーといった大衆車メーカーは躍進したのに対し
戦前、世界中にその名を轟かせたブガッティやガルボといった名門自動車メーカーは
その栄光とともに歴史から姿を消してしまったのでした
 
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「速いクルマがないなら僕が作ってやる
ルノーのエンジンはそのままでも車体を軽くすれば性能は格段に上がるはずだ」
 
彼はもともとルノーのディーラーでもあり大きなコネのあったルノーの支援を受け
ルノーをベースとしたスポーツカーの生産・販売を新たな事業としてはじめたのです
 
それが「アルピーヌ」という会社でした
 
1963年、新型車ルノー8をベースにした新しいアルピーヌが誕生します
それが傑作「アルピーヌ(・ルノー・)A110」です
 
このクルマは1977年までマイナーチェンジがくり返されながら生産が続けられ
主にラリーで大活躍しました
 
当時はラリーレースと言えど一般車両を改造するのがほとんどでしたので
A110が非力ながらも多くの勝利をおさめることが出来たのもレースを目的に創意工夫を重ね
余計なものを削ぎ落とした結果と言えるでしょう
 
しか、レースの世界にも創意工夫だけで勝てる時代は過ぎ
それに加え資金やハイテクがものを言う時代がやってきます
 
A110以上に「ラリーに勝つ」ことだけを目的として創られたマシーン
ランチア・ストラトスが1972年のツール・ド・コルスでデビューしたのです
 
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専用設計の超軽量小型ボディにフェラーリ・ディーノ246GTのV6エンジンを
ミッドシップレイアウトしたスーパーマシンはその後のラリー界を席巻しました
 
そしてラリーの主役はメーカーの資本力を背景にしたハイパワーマシンになっていきます
アルピーヌもその後、A310、V6ターボ、A610などのハイパワーモデルを出しましたが
それらはそれまでのアルピーヌの趣とは一線を画すものでした
 
アルピーヌの受け継いできたRRレイアウトは小型車のみに適しているもので
大パワーを生み出すための大きなエンジンの搭載には向かなかったのです
 
時代はもはやアルピーヌを必要としていませんでした
 
今ではルノー内部にも「アルピーヌ」はありません
ルノーの一工場として面影を残すのみです
 
 
 
 
と、言うのがアルピーヌ A110の歴史ですが僕も記事にする事で凄く勉強になりましたね
ちなみにアルピーヌ1973年に株式一切をルノーに譲渡してルノーの傘下会社になったそうです
 
当日はこんな貴重な車を見れてとてもいい経験になりましたね
オーナー氏と少しお話させていただきましたがオーナー氏も僕のブログを読んで下さってるそうです
最近はアルピーヌにも乗る機会も少ないと言われてましたがエンジンも絶好調だそうですよ
 
是非今年10月12日に開催する予定の第5回呉オールドモータースミーティングに
来ていただきたいと思いますね~
 
ご都合が付けば是非事前に僕にでも直接連絡を頂きたいです
今年の目玉の一つとして僕が責任を持ってご案内させていただきたいと思います!ジャンジャン!!