不法侵入 者・車 | PRAINSのブログ

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イメージ 1先日の朝いつものようにパソコンに向かってブログを更新していると何やら気配が、、、
 
朝は換気をする為に入口のドアを開けている、パソコンの画面が邪魔になって入口は良く見えないのだが何やら気配がするのだ。
 
覗き込んで見ると人影は無い、気のせいかと思っていると今度は鈴の音が、、、
 
そして僕の前に姿を見せたのは何と猫であった。
 
大変珍しいお客様である、お客様は受付もせずに すたすたとシャンプー台の方へと向かわれた、笑
 
「お客様!今日はどうさせて頂きましょうか?、まずは受付をされて、、、」
って言う間もなくシャンプー椅子の下からこちらを見ている。
 
どうした物かと思ったがしばらく見つめ合っていた、笑
 
「そうだ!写真を撮ろう」と思いカメラを持って入口の方に向かって行き何枚か写真を撮ったその時、お客様は突然獣の様な眼になり低く身構えると僕の方へ猛ダッシュ、僕の目の前で大ジャンプ!
僕の頭上を飛び越えると入り口横のガラスに激突、、、フランス製のアンティークのカーテンを引きちぎりながら落下、素早く体制を整えると「ありがとうございました」と言う間も無くお帰りになられました(笑)
 
この猫ちゃん近所の方が飼われていた猫なんですがカメラを向けられてビックリしたんでしょうかねー。
余談ですがこの猫ちゃん2.3日前に車にはねられて亡くなったと聞きました。
実はこの猫ちゃんのご来店はその日が初めてではありませんでした、前にも何度か来られた事があったんですが もう二度とご来店される事は無くなりました、、、。
 
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こう言う可愛い不法侵入者なら許せるのですが いただけない不法侵入者もいます。
 
僕が借りている店の隣の駐車場、普段は店の女の子が車停めているのですが、ある朝「誰かお客様が車停めていらっしゃいますか?」と言いながらやって来た。
 
「誰も停めてないよ」って言うと「車が停まってるんですけど」、、、
そう!不法駐車って言うか無断駐車されてたんです。
 
しばらく様子を見たんですがお客様の予約もあったんで取りあえず有料駐車場に停めて、停めてある車に「無断駐車お断り」って張り紙して店の名前と電話番号を書いておいたんです。
 
お昼になっても変化なし、僕もだんだん頭にきてミニクーパー取りに帰ってその車が出れないようにブロックしたんです。
 
お昼を二時間ほど過ぎた頃若い二人のカップルが店に来て「すいません、車が出せないんですけど」
僕の駐車場は奥から二番目、一番奥に入っている車もミニが邪魔で出れない状況になっていたんです。
 
「オタクの車どっち?奥?二番目?」
「奥に停めてる車です」
「あっそう、ごめんね実は、、、」
「そうなんですか、、、」
ってな感じでミニを動かしたんです。
 
「まだ後から車停める?」
「いいえ、もう停めません」
 
事が終わり僕が店に帰ろうとするとカップルが駆け寄って来て
「すいません、実は僕達が車停めてた所、僕が借りてる駐車場じゃないんです、ここの借主が自分の所に車が停まってたんで あなたの駐車場に停めたんではと、、、」
 
「んっ?、、、」
頭の中で状況を整理しましたが お客様を待たせていた事もあり
「そんなことは知っちゃこったない、僕は自分が借りている所に車が停まっている事で迷惑してるんであって、アンタが何処に停めようが僕には関係ない、、、」
って言ってしまったんです、後で考えると僕の対応もどうかとは思うんですが急いでいる事もあって、、、
 
「直接僕には関係ないけど もしそうだとしても そうじゃないにせよ自分が借りてない駐車場に車停めてるアンタの神経が信じられん!」って言っては置きましたが彼らも勇気を持って来たんでしょうねー。
唇震えてましたもの、180cmの金髪の男に向かってくるんですからねー(笑)
 
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来ましたよ、犯人が、、、夕方も7時頃になって。
50代後半くらいのおばさんですが、第一声
「これアンタの車?どけてくれんと帰れんじゃない」
「んっ?」
思いもよらぬ言葉に一瞬たじろぎましたが次の瞬間頭の血管がキレそうになり胸の7つの星が、、、(笑)
 
「アンタ人の駐車場に車停めておいて何言いよるん?まずは謝るんが常識じゃないん?」
 
「なに言いよるん、ワタシも知らん車に停められて迷惑しとるんじゃけん」
 
そう、あの若いカップルの推察通りだったんです。
 
「そんな事知ったこっちゃない、僕の駐車場に無断駐車されて車を有料駐車場に入れる羽目になった、かかったお金は請求する、それだけの事よ!」
「それならワタシのとこに車停め取った人から貰ってーや」
「んっ?それって僕には関係ない!そいつに請求するんならアンタがすりゃええ、ところでアンタその車のナンバーでもひかえとるん?」
「ひかえてないけど不動産屋に言うたらわかるじゃろう!」
「んっ?アンタ頭おかしい?どして不動産屋がわかるん?このままじゃらちがあかんけん警察いこーや」
「ええよ!どこでも行ったげるよ、それにアンタ駐車場に名前書いてないじゃない、ここは誰も借りてないはずよ!」
どうです?このおばさん、、、たしかに駐車場にネームプレート入ってないんですよ、これは不動産屋のミスです、でも「誰も借りてないはず、、、」って発想、僕は怒りを通り越してめまいがしてきました(笑)
 
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僕には警察に言っても例の「民事的な事は、、、」って言われるのは分かってましたが取りあえず第三者に入って貰わないと らちがあかないって思った訳です。
 
案の定でしたが それでも警官も事情を聞くと
「おくさん、この人が言うのが最もだと、、、」
「でも名前も書いてないし隣に車が停まってるの見た事ないし、、、」
 
「アンタ名前が書いてなかったら自分の物じゃ無くても持って帰るん?じゃあここにあるコレ名前書いてないけど持って帰る?」
 
僕は倒れそうになりながら一所懸命説明しました
「アンタが認めるまで車は動かさんよ」
って言って僕は警察を後にしました、それから小一時間くらいしておばさんが来ました。
誰かに相談したのか反省したのか知りませんが
「よくよく考えたら私が悪かったわ、今回の事いい勉強になったわ、、、」
おいおい今更そんな勉強かよ、、、って思いましたが
「今度何かあったらうちの店に来んさい、僕が何とかしてあげるけん、、、」
「ありがとね、たのむわー、、、わるいんじゃけど今日持ち合わせが半分しかないんで明日半分持ってくるけん、、、」
「ええよ!じゃあ免許証見せてね」
 
次の日残りのお金を持ってこられましたが何とそのおばさん開口一番
「アンタちょっと相談なんじゃが、なんぼかまけてくれん?」
「んっ?おばさんまだ状況が飲み込めてない?なんで迷惑かけられた僕が損せんといけんの?」
「まけてくれんのん?じゃあしょうがないわ」
 
最後までおばさんはオトボケでしたが無事かかった費用は頂きました。
こんな不法侵入者はもうコリゴリだと思いました。
 
それにしてもあの若いカップル、こんな事が起きたって知らないでしょうね~。
考えてみたらおばさんも一被害者で可哀相な気もします。
 
「赤いホンダのS2000乗ってた君!アンタのモラルの無さでこんなドラマが起きたんよ、これ見たらしっかり反省せーよ」ジャンジャン!