<昨日の動き>
米株価の続伸と共に、NZドル、豪ドルやカナダドルが上昇しました。
トルコリラなど新興国通貨も上昇しています。
ドル/円は、東京時間に上昇した後、米新規失業保険申請件数の予想比上振れを受けてドル安となりましたが、結果として102円台半ばで横ばい圏内の動きにとどまりました。
ユーロ/ドルは、ユーロ圏GDPが予想比下振れしゼロ成長だったにも拘らず下落は限定的で、むしろ米経済指標の予想比悪化を受けたドル安で下支えされました。
<今日の見通し>
ドル/円は、NY連銀製造業景況指数の悪化予想、米コアPPIの鈍化見通しなどにより、どちらかというと上値の重い展開となりそうです。
カナダドルは、8日発表のカナダ雇用統計に誤りがあったとして、本日修正計数が発表されます。既にある程度の上方修正を織り込んでカナダドルは上昇しただけに、余程大きく上方修正されないとカナダドルは反落しそうです。
<来週の見通し>
来週は重要材料が多いですが、ドル/円やポンドの方向感はまだ出ないかもしれません。
米国では、コアCPIは鈍化予想の一方、FOMC議事要旨は出口戦略に関する議論の進展が注目で、ドル下支えとなる可能性があるなど、まちまちです。
英国でも、CPI鈍化予想の一方、BoE議事要旨では利上げ票がみられるかもしれません。
但し、13日のBoEインフレ報告で低迷する賃金を重視する姿勢が示されたことから早期利上げ開始観測が後退しており、賃金以外の材料への感応度は小さいでしょう。
なお、まことに勝手ながら、来週1週間、休刊とさせて頂きます。
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