イソップ寓話にこんな話しがあります。

ある旅人が町外れの一本道を歩いていると、一人の男が道の脇で難しそうな顔をしてレンガを積んでいました。

旅人がその男にここで何をしているの
かを尋ねると

『何って、見れば分かるだろ?レンガを積んでいるんだ。朝から晩まで俺はここでレンガを積まなければいけない。あんたには解らないだろうけど、暑い日も寒い日も大雨の日も日がな一日レンガ積みさ。何でこんな事ばかりしなきゃいけないんだ。全くついてないよ』


旅人は、その男に慰めの言葉を残して歩き続けた。

もう少し先に行くと、一生懸命レンガを積んでいる別の男に出会った。

しかし、どういうわけか先程の男のようには辛そうではなかった。

旅人がその男にここで何をしているの
かを尋ねると

『俺はねココで大きな壁を作っているんだ。この仕事のおかげで俺は家族を養っていける。この街では家族を養っていく仕事を見つけるのが大変なんだ。俺なんてここでこうやって仕事があるおかげで食べていけるんだから、大変なんて言ったらバチがあたるよ』


旅人は励ましの言葉を残して歩き続けた。また、もう少し歩くと別の男がイキイキと楽しそうにレンガを積んでいるのに出くわした。

旅人がその男にここで何をしているの
かを尋ねると

『ああ、俺たちの事かい?俺たちは歴史に残る偉大な大聖堂を作っているんだ。ここで多くの人が悲しみを払うんだぜ。素晴らしいだろう。』

旅人はその男にお礼の言葉を残して、また元気いっぱいに歩き続けた。

おしまいアップ

iPhoneからの投稿