先週の東日本大震災の発生から1週間が経ちました。
言葉を失う悲劇と避難民の方々の苦難に加え、福島
原発の放射能漏れと首都圏の計画停電など問題は
収束するどころかだんだん大きくなっている感じさ
えあります。
私は地震が発生したときは会社の入っている都内の
高層ビルの4階にいました。これまで経験したことの
ない激しい揺れとその長さに恐怖を覚え、思わず
机の下に潜り込みました。もしかしたらここで死ぬ
ことになるかもしれない、そんな感情が頭をよぎり
ました。慌てて点けた携帯のワンセグ放送では
津波で空港や町が押し流されていく映像が映し出され、
これが現実に日本で起きていることとは到底思え
ませんでした。この世の地獄とはまさにこういうことを
言うのでしょうか。
そして被災地の方々の苦難はいまだに続いています。
停電と燃料不足のため暖房もなく寒さに震え、食料や
水に事欠き命の危険にさらされています。福島では
原子炉の放射能漏れの恐怖に怯える人たちがいます。
首都圏でも計画停電のため生活や仕事に大きな支障を
きたし交通も混乱、医療機関の停電で入院・治療にも
大きな障害が発生しています。
そんな中で聞かされたプロ野球セ・パ分離開催の
ニュース。私は大変残念に思いました。パ・リーグには
今回の地震で大きな被害を受けた東北を本拠地とする楽天
があり、開幕を延期するのは妥当な判断だと思います。
それに対してセ・リーグは予定通り3/25に開幕すると理事
会が決定しました。私はこのセの開幕強行には反対の意を
表します。その理由は下記の2点です。
1)日本プロ野球は一致団結して行動すべき
いままでもそうでしたが、各球団のの意見が一致しない
ケースで特定球団の意向でものごとが決まっていく場合が
よくありました。江川問題やドラフトの逆指名制度が始ま
ったときがその典型ですが、近鉄・オリックス合併の経緯
もかなり不可解でした。本来であれば12球団の上に立つ
コミッショーナーが指導力を発揮すべきなのですが、残念
ながら実際には殆ど権限を持っていません。今回東北楽天が
こういう状況なのですから、リーグの枠を超えて楽天が試合
を開催できるようになるまで待つか支援するのが筋だと思うし、
プロ野球ファンの株もあがると思います。セ・リーグは問題が
ないからパ・リーグのことは放っておいて始めますというのは
同じ組織でやるべきことではないと考えます。もしセ・リーグで
問題が発生して開幕延期となった場合。パが先に開幕します
といったらセのオーナーたちはどうぞお先にというのでしょうか。
2)東日本での試合開催は社会迷惑
セ・リーグの方々は試合を予定通り行うことが人々に勇気を
与えるという理屈を述べています(本音は別のところにある
ような気もしますが)。それであれば計画節電で電力が逼迫
している地域で試合を開催すべきではないでしょう。ましてや
ナイターや電気のかかるドーム開催などもってのほか。1試合
だけチャリティーで実施するのならまだしも何試合も大きな電力を
使って試合を実施すれば世間の反感を買うだけです。被災者に
勇気をと言いますが、彼らがいま必要としているのはまさにいまの
生活に必要な電力であり燃料であり食料や薬です。娯楽は衣食の
問題が解決してから必要になるものでしょう。選手たちもそれが
わかっているから開幕を延期してくれと言っているわけです。
経営側がそれほど慈善にこだわるのであれば選手たちにチャリティー
活動をお願いすればよいのではないでしょうか。無理に試合を
するだけが能ではないはずです。
長々と書いてきましたが、今回のセ・リーグ経営者の非常識な態度と
言動をみて、本当にこの人たちは人間としての思いやりに欠けると改めて
痛感・失望しました。これでは選手たちが気の毒で仕方がありません。
大変残念ですが、もしこのまま3/25開幕を強行するのであれば、
今年はセ・リーグ&広島の試合は現地観戦もテレビ中継の視聴も拒否し、
パ・リーグの応援に努めたいと考えています。