女性起業家紹介(3)アフェクティブバストセラピー協会代表【大阪・東京MUSE植田稀紀子さん④】
前回にひき続き、今回も大阪・東京MUSE 植田稀紀子さんをご紹介します。キャリアウーマンで啓蒙された時代山口百恵から松田聖子的生き方へ私たちはキャリアウーマン世代で啓蒙された時代だから、サロンに来るお客さまを見ていても、頑張り屋さんがすごく多いんですね・・・稀紀子さんは言います。今50歳手前くらいの、私より少し年上の世代は、結婚も大事・・・で、バブルの終わりごろを少しかじっているから、いい意味で欲深いというか、恋愛も結婚も仕事も、子どもも全部欲しいという世代。山口百恵から、松田聖子時代とでも言うのでしょうか。そういう世代です。バブルが終わり、厳しい時代へキャリアか結婚か、選ばされた時代「ほんの数年の違いですが、私たちの世代って結婚かキャリアか選ばされた時代なんです。バブルも終わっていたから、時代的にもきびしかったので、晩婚や未婚の方も多いですよ。私は会社員としてのキャリアには興味が全くなかったから、会社をスパッと辞めたんです。独立したかったんですよね。」稀紀子さんは言います。当時、おつきあいしていた相手にも「結婚するなら、会社辞めて。」と、言われたんです。そういう時代です。私、「えっ?」ってなりました。「仕事したいのに。独立したいって、思ってるのに。」今は女性も働くのが当たり前の時代かつては「辞めなければならなかった」今は、男性も女性も働くのが当たり前の時代だから、結婚もまた増えていますよね。共働きを受け入れる時代だし、イクメンとか男性も育児を分担する空気ができあがっているから、専業主婦が減っている。女性は、時代が作り出したものに影響されてきましたよね。その会社の社風にもよるけれど、15~20年くらい前って、社内結婚をしたら女性が辞めなければならない時代でした。幼少期は男の子っぽいコだった女性性の受け入れができていなかった小さな時、男の子っぽいコでした。男の子に生まれてきたらよかったと、思ってました。姉と弟がいる、次女。そんなことを直接言われた記憶はないけれど、きっと両親は姉の後、男の子が生まれてきてほしいと思っていたはず。気づいたら小学生の私は、男の子の格好をしていました。男の子っぽい服装を自分でしているのに、男の子に間違えられると、泣く・・・。そうやって、自分の女性性の受け入れができなかったんですね、と稀紀子さん。初恋、そこからの自己改革男っぽくしている人ほど、実は女っぽい「そして小学校5、6年の時に好きな男の子ができたんです。その時に、ちゃんと女の子になろう、と思って、スカートをはいて、そこから自己改革をやってきました。」そういう経験があるから、自分の女性らしさとか女性であることを楽しめていない人は、見たらわかるし、もったいないなと思うんです。「男っぽくしている人ほど、その人のなかの女っぽさがわかるのね。男性っぽくしている人ほど、ものすごく女っぽいんですよ。女性的で魅力があるのにフタをして、「そんなん、いいねん。」って言ってるんですけど、そんな人が一番うちのサロンで「変わりたい。」って言うんですよ。そんな人ほど、変わります。おっぱいも大きくなります。自分がコンプレックスだったところを皆さんに提供しているんですから、なにか不思議ですけど、だからこそ皆さんの気持ちがよくわかるんです。今年11月に2度目のクラウドファンディング気持ちがわかるからこそ、女性を救いたいそんな稀紀子さんは、今年の11月に2度目のクラウドファンディングにチャレンジします。今回のプロジェクトは、MORE SAVE THE OPPAIということで『オッパイのプロが薦める!着けるだけ美乳パットで冷えに悩む女性のオッパイを救いたい』というテーマです。今回のテーマを見ても、困っている女性のためになりたい、救いたい、という稀紀子さんの気持ちが伝わってきます。稀紀子さんは、この記事の取材を最初にした8月からずっと、このクラファンの企画書を練り上げ続けてきました。 PCに向かって、企画書を作成する植田 稀紀子さん(撮影:宮川 綾子)さまざまな経験を経て、今の自分がある自分と向き合う努力家大阪・淀屋橋と東京・目黒のサロンを行ったり来たりして、施術の通常業務を続けながらです。さまざまな経験をしながらも、自分と向き合い続け、女性の役に立つ仕事をしようとし続けてきた彼女の、努力家な一面が伝わってきます。前回のクラファンプロジェクトは、達成率1137%、支援者数277名、支援総額は341万2,200円でした。素晴らしいリターンで、話題を呼んだ前回のプロジェクト。今回のチャレンジは2度目で、企画書の作成もさらに難しかったと稀紀子さんは言っていますが、ナオランジェリーの栗原奈緒さん、しのぶれどの中田しのぶさんという強力な援軍も加わり、今回のプロジェクトも本当に楽しみです。