いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。
「あなたの代わりに発信します」撮影もできるライターの宮川 綾子(みやかわ あやこ)です。
 
女性起業家紹介(11)は、リボーンバレエ&ウェルネス協会代表【大阪・安田由香里さん】です。
 
男女雇用機会均等法施行の会社員一期生
プロジェクトメンバーに抜擢されたが・・・
安田由香里さんは短大の服飾学科を卒業後、男女雇用機会均等法が施行された1985年に、財閥系損害保険会社に一般事務職として入社しました。超バブルの多忙な勤務。入社して3日目くらいに、その支社の経理を任されました。もともと勉強や事務仕事は好きではなかったので「この仕事は合わないなー。」と思ったそう。
 
それでも代理店の方などが来るとコミュニケーションをとって、情報交換。事務仕事は残業もしてこなし、2年目以降は代理店関連のプロジェクトメンバーにも抜擢され、責任も重くなってきました。そのうち、「総合職にならないか」と上司から打診。しかし、依然として「仕事が楽しい」とは思えなかったといいいます。
男女雇用機会均等法の旗印のもと、会社としては「女性の活躍」を大切にしていて、「総合職になったら、資格もとれるし、外回りの車も用意するから」などと言われのですが、由香里さんは女性の活躍などまったく興味がなかったそうです。
 
心身のバランスを崩す日々
エアロビをしたらスッキリした
そんな日々を過ごしているうちに、会社では「優秀女子社員」として本社で社長表彰を受けたりもしました。でも自分のなかでは、心身のバランスを崩していて、お客さまの前ではきちんと仕事はできるのですが、自分の顔が能面みたいになっている気がしたり、休憩時間になると心臓がバクバクしたりしました。「行っていませんが、もし心療内科を受診したら、メンタル不調って言われていたかもしれませんね。」
 
そんな時、気分転換にスポーツクラブでエアロビクスをしたら、病んでいる自分じゃなくなった気がして、すっきりしたそう。
「これって、何なんだろう」という思いで、会社に通いながらエアロビクスのインストラクター養成講座に通いはじめました。
そして、由香里さんは上司に「会社を辞めます!」と言って、時給670円の契約社員のインストラクターになりました。
つまり、待遇がものすごくよかった損保会社を退職して、好きな仕事に就いたというわけです。
「待遇の差にギャップは感じませんでしたか?」と聞くと「上司には引き留められましたが、最後まで事務職の仕事は好きになれなかったので。親には勘当同然の扱いをされましたけどね」と由香里さんは笑います。
 
・・・なぜ、エアロビをしたら由香里さんはすっきりしたのか?安田由香里さんの記事は明日に続きます。・・・