掟破りの速読を内緒でやっていた頃の話です。
ばんしに会いました。
季節の挨拶とか
普通の世間話とかで
いつも通りに和式の部屋で
座布団を出してもらい、和式のテーブルをはさんで
しゃべりながら楽しくすごしていました。
そして、一息ついた頃、ばんしが低い声で
「考える。というけど、体のどこで考えると思う?」
そう質問されました。
いつもの事で、普通に答えても
正解な、わけは無く
かといって、ピンとひらめくものも無く
「頭ですか?」
「普通はそう思うな。でも、人の体は
これだけあって、その一部だけで考えているのでは無いのだよ。
頭で考える、これも考えることにはなる。
ところが自転車に乗る時に
お前、考えながら乗っているか?」
「これは体が考えているのだよ。そして本当の考える。は、
体から出るものなのだよ。
私は、腹で考えよ。と言っている。
自分はこのようにする。
必ずする。いかな抵抗があっても自分の心に湧きあがり
自分で決めたことは絶対にする。」
「こういうやり方を腹で考えると言う。」
「ところが、頭で考えたものは弱い。」
「しようとは思ったけど、今日は雨が降るからやめるわ。とか。
今日は風が吹くから明日にするわ。とか。
人に避難されそうだから、もう少し時期を待つわ。とか。」
「頭でものを考えると言うのは、よさそうに思うが実行力がないのだよ。」
「そのことは聞いたことがある。
それを見たことはある、でもやったことはない。
でもそのやり方よりこっちのやり方の方が良いと書いてあった。」
「このよな事を言う。そしてあんたは一体どれをやりました?
と聞くと、まだやていないと答えが返ってくる。」
「ここに人の成長があるか?
本をいくら読んでも、いくら人の話を聞いても、それだけだったら何の価値もない。」
「ここに、りんごの皮をむいて切ったものが皿に乗せて出してあるね、良かったら
どうぞ。と言っても人は食べさせてはくれないな。大人だったら。」
「自分で手を出して口に入れて、初めてりんごの味がわかる。
写真で見ても、人にりんごの説明を読んでもらっても、味も分からないし
身には付かない。」
「腹で考えるとは、食べるか食べないかまず決めて、食べると決めたら
自分で手を出して、口に運び、噛み、呑み込んで、そして自分の身になる。おいしかったか、酸っぱかったか
本当にわかる。りんごを又食べたいのか、二度と食べないのか。このことだよ。」
それまでの速読の本を見ると
ページを写真のように写し取る
とか
ページをめくっているのか
いないのか
分からないほど
速く読めるとか
何か誇大な表現で
本当は
理解も出来なくて
自分では読んだようなつもりになって
それで
読み終わりましたと
無理して言っているのが
速読ではないのかと
疑っていました。
佐々木先生は
一文字づつ文字を見ていく目の動きから
無駄をなくし
意味を読みとり
理解しながら
その理解度が速くなっていくという速読でした。
速読の仕組みを、なぜそれが出来るのか
素人にもわかるように
解説している
「速読の科学」の著者だったのです。
それもあって、まあ。やってみようと言う感じで
掟破りの
速読教室に入ったのです。
訓練は非常に面白く
まるで
意識が別世界に入り込むような感じで
視力まで良くなったのは
儲けものでした。
上手な人は一分間に
2万文字とか読めるそうですが
自分が目標にしたのは
1分間でで3000文字くらいですから
本当は速読をしているとは
言えないレベルです。
何も訓練しない平均的な早さは
700とか800文字くらいだそうです。
教室に入って、1冊本を読むのが
苦にならないのです。
本屋でハードカバーの結構分厚い本を
買っても
当日か、翌日には
読み終わるのです。
今までは
数日かかり、途中で止まっていしまう
事さえありました。
この掟破りの速読の事が
ばんしに心を読まれて、発覚したら
何て
言われるだろうかと
心配しながら
ちょっと
面白がりながら
続けたのです。
ページを写真のように写し取る
とか
ページをめくっているのか
いないのか
分からないほど
速く読めるとか
何か誇大な表現で
本当は
理解も出来なくて
自分では読んだようなつもりになって
それで
読み終わりましたと
無理して言っているのが
速読ではないのかと
疑っていました。
佐々木先生は
一文字づつ文字を見ていく目の動きから
無駄をなくし
意味を読みとり
理解しながら
その理解度が速くなっていくという速読でした。
速読の仕組みを、なぜそれが出来るのか
素人にもわかるように
解説している
「速読の科学」の著者だったのです。
それもあって、まあ。やってみようと言う感じで
掟破りの
速読教室に入ったのです。
訓練は非常に面白く
まるで
意識が別世界に入り込むような感じで
視力まで良くなったのは
儲けものでした。
上手な人は一分間に
2万文字とか読めるそうですが
自分が目標にしたのは
1分間でで3000文字くらいですから
本当は速読をしているとは
言えないレベルです。
何も訓練しない平均的な早さは
700とか800文字くらいだそうです。
教室に入って、1冊本を読むのが
苦にならないのです。
本屋でハードカバーの結構分厚い本を
買っても
当日か、翌日には
読み終わるのです。
今までは
数日かかり、途中で止まっていしまう
事さえありました。
この掟破りの速読の事が
ばんしに心を読まれて、発覚したら
何て
言われるだろうかと
心配しながら
ちょっと
面白がりながら
続けたのです。
読書禁止令が出てからは
あまり
本を読まないようにしていました。
ただ
その時のカンで動くのです。
しようか
やめようか
ピンと来た方にする。
そういう日々を続けていくうちに
自分がなにか
動物のように思えてきました。
その日その日を
思いつきのカンをたよりに
生きている。
まるで動物のようだなと。
読書は未知との遭遇です。
又何か読んでみたいなとも思いながら
ある時
速読の先生と言う人に
出あったのです。
それも日本に速読の基本を
取りいれたと言われるような方です。
佐々木豊文という先生です。
知り合いの人が紹介して下さり
ついに禁止令を破って
速読教室に入ったのです。
そして、その先生に
ばんしの言葉を言ってみました。
読書しすぎると
自分の迷いが深まるだけで
心は暗くなり
人生のマイナスになりませんかと?
「本を 読みこなせる自分をまず
作りましょう。」
との返事で
禁止令を破りながらも
速読の練習を始めました。
あまり
本を読まないようにしていました。
ただ
その時のカンで動くのです。
しようか
やめようか
ピンと来た方にする。
そういう日々を続けていくうちに
自分がなにか
動物のように思えてきました。
その日その日を
思いつきのカンをたよりに
生きている。
まるで動物のようだなと。
読書は未知との遭遇です。
又何か読んでみたいなとも思いながら
ある時
速読の先生と言う人に
出あったのです。
それも日本に速読の基本を
取りいれたと言われるような方です。
佐々木豊文という先生です。
知り合いの人が紹介して下さり
ついに禁止令を破って
速読教室に入ったのです。
そして、その先生に
ばんしの言葉を言ってみました。
読書しすぎると
自分の迷いが深まるだけで
心は暗くなり
人生のマイナスになりませんかと?
「本を 読みこなせる自分をまず
作りましょう。」
との返事で
禁止令を破りながらも
速読の練習を始めました。