ばんしの教え
「静」「動」「念」
人間このけじめが必要なのだ。
昼間の生活では心がざわざわしている。
夜一人になり、正座をすると心が落ち着いて静まってくる。
頭に登っていた気がすーっと下がって下腹に落ち着く。
人間の欲とか、見栄とか、うらみ、ねたみ。
そのような気持ちから開放されて、欲とか体裁の無い綺麗な鏡のような水面をたたえる湖のような心境になって一日を終える。
このような状態を「静」という。
そして正座から普段日常の状態に戻って、今日の自分のすべきこと、
したいこと、まず中心となるのはこれだ、と決意する。
わずかな抵抗で自分の気持ちを変えるようではだめだな。
誰かが何か言おうと、何が起ころうと、今日の自分がすべきことは
「これだ」と決意した、
その心を身から話さずやる。
こういう状態を「念」と言う。
そして実際にやるとなったら、迷うことなく、
恐れることなく、大胆不敵に行動し、
又あるときは慎重に行動を次々と起こしていく。
其処ためらいとか、弱気はない。
当たって砕けろの精神で実行するだけだ。
これを「動」という。