ばんしのところから帰っても、正座はずっと続けていた。
娘さんの体に玉が宿る「真玉」さんの出来事を見たりして
理性だけでは解決できない現象も存在
しても悪くないな。
そんな気持ちに変わりつつありました。
体の調子も以前より良くなっていったし、
発作の回数も明らかに減ったのです。
そんなある日、何も別にしていないのに
右手首が痛くなった。
別に怪我も何もしていないのに痛くなった。
少し日にちが過ぎれば自然に治ると思っていたが、
同じ状態が続いて、
すぐ病院に行かなければならない程でもないけど痛みは
気になった。
ばんしの言った
「これから色々と起こるだろうな。」
この言葉が気になった。
もしかしたら、自然が自分に何かを教えているのかな?
そんな気がして、ばんしに電話をかけた
「何もしていないのに、右の手首がずっと痛いのですが、
何か意味が有るのでしょうか?」
「・・・・・・・あるよ。」
「どんな意味でしょうか?」
「右手の手首、小手というんだ。小手の意味は招くという事だ。
・・・・・・何処かに来てほしいという意味だな。」
「誰が呼んでいるのですか?」
「・・・自然だ。」
「右手の手の平の指をそろえて真直ぐ上に向けると
人差し指より親指が下になるな。
4本の指が山のような場所で
親指が道路のような場所に
神様のような存在が、お祭りされているような場所を知っているか?」
「たぶん、あんたの実家、生まれた場所の近くだと思うな。」
「山の横に道路があって、神様か仏様を祭りっているような場所ですか?」
「実家の方ですか?」
「多分そうだな。」
頭の中を色々な風景が飛び交った。
ちょっと気になる場所が思い出された
子供の頃よく遊びに行った場所で
「おだいしさま」と呼んでいた。
「あっ。あります。
実家の近所の、おだいしさまと呼んでいた所です。」
でも、山を削って道路が通るような地形ではなかった、
山肌に細い道が付いていて、道路から10メートルくらい
登ると、小さいほこらのようなものが
お祭りされていた場所で
ばんしの言うよな地形ではないが
気になって仕方なかった。
「おう、気になるが所があるね??
今度そこに行ってみると多分手首のことは分かると思うよ。」
「そうですか、ありがとうございます。」
電話を切って不思議に思った。
何で手首が招く意味になるの?
どうして手の形で場所がわかるの?
こじつけ?
わけがわからないが
次の日曜日にほかの事はそっちのけで行ってみた。
到着すると、立ちすくんだ
新しく道路が拡張工事されていて
昔の(おだいしさま)が消えている??。
どうした??。
実家に帰って(おだいしさまの)事を聞くと、
「カーブを曲がって山側の左上に工事の人たちが移転させたの。」
母親が言ったので、もう一度見に行ってワーッ、驚いた。
カーブを曲がってすぐ見えたのが
右手の指をそろえて上に向け、
これが切り開いた山側の風景に重なり、
土を切って作った段の状態が親指の部分に重なって見えた。
小さいお宮のような建物が親指の部分に乗っかって見える。
そこに(おだいしさま)が
移動されていた。
わー、
まるで右手の手のひらを上に向け指をそろえた形になっている。
ばんしは、この風景を見て、教えてくれたのか???