George HarrisonのAll Things Must Pass
初めて買ったのは、カラフル・ジャケットのリマスター?CD
何かの記念再発?ミレニアム記念、、、?
2001年か、、、高校生の時でした。
ジョージが死んだのと、このアルバムを買ったので、どっちが先だったのかよく覚えていないけど、高校生1,2年生の時にジョージが死んだのはよく覚えている。
中学3年の時にビートルズにハマってから、もうその頃には、ジョンやポールのソロアルバムも割と聴き漁っていた時だったので、その流れで自然とジョージのソロアルバムも、、、っていうので、このカラフルなジャケットに行き着いた。
当時、スワンプとか、そういう音楽を意識して聴いてはいなかったけど、余計な知識関係無く、とにかく素晴らしい曲達に感動したのを覚えています。
曲が立ってる、、、というか、一聴して「あ、良いな」という曲が多かった気がする。
ギリギリのところで、エモーショナルたっぷりに絞り出したようなメロディーが好きでした。
ちょっと、曲ごとの出来の落差も激しい気もしましたが、、、(好き嫌いがハッキリ分かれる、というか、、、)
1曲目のI'd Have You...のタンタンとした感じや、
定番のWhat Is Life
あとは、Run of The Hillとか、
Beware of Darkness、Apple Scruffsあたりの
哀愁メロディーが大好きですね、、、。
名曲満載。
でも、なんか不思議な音空間ですよね。
シンガーソングライター然とした曲にボワボワしたようなサウンドが重なって、アルバム全体で、唯一無二の存在感を醸し出しています。
当時、オリジナル・ジャケットが白黒だということを知らなくて、、、
上京して、レコード屋でオリジナルを観た時に、
ビックリしたのを覚えています。
赤盤ではないですが、
当時買った東芝音楽工業のレコードで、今でも大事に聴いています。
といっても、家でゆっくり聴く機会は少なくて、
最近は、車に乗りながらドライブ・ミュージックで流すことが多かったです。
今年のGWにも重宝しました。
仕事を離れて、高速で地方に向かいながら、ボーっとしながら聴いてると、とっても清々しい気分になります。
枯れた感じが秋を喚起させますが、
ジョージの水々しい感性が、5月にもピッタリなのです。
この週末、岩手に行って、三陸鉄道に乗って来ました。
震災後の、地元の方の当時の話を聞いて、
何もしてない自分の卑しさと小ささを感じて、
なんか、涙が出ました。
帰りは、盛岡から新幹線で東京へ。
盛岡、とても良い街ですね。
コロナ前には弘前に。去年は、仙台にも行きましたが、東北は本当にキレイで素敵な街が多いですね。心が洗われます。
自分の娘はまだ10歳ちょっとで、
東日本大震災を知らないわけです。
真っ当に、目の前の自分が出来る仕事を頑張って、少しでも世のため人のために働ければ、
それはそれで良いのではないでしょうか。
しっかり自分と社会と向き合って、
自分は、今、自分が出来る目の前の仕事に尽くそうと、そう感じた週末でした。
なんか、いろんなことを考えさせられましたが、
一晩寝て、起きて、今朝、無性に聴きたくなったのがこのレコードです。
そんなレコードです。
家でレコードで聴いたのは久しぶりです。
ジョージ、一世一代の大名盤、
こちらも聴く時はシャンとして、気持ちが昂っている時に流すことが多いですね。
スーッと溜飲を下げて、心を落ち着かせてくれる大切なアルバムです。