The Whoですよ


なんか、2月くらいから久しぶりにTommy聴いてたら、ジワジワとザ・フー熱がタギってきて、

あぁ、やっぱり良いな、カッコ良いな、、、となって

新年度、希望に満ち溢れた春の快晴な通勤路で
Who’s Nextな桜並木に酔いしれ、

帰宅途中の隙間は、四重人格で埋め、

ちょっと気合が入らない今週・月曜日の帰り道にLive at Leeds聴いてたら、学生時代から遡って、第何期目かのThe Whoブームが本格的にやってきた。


それこそ、学生時代に聴きまくった/聴き過ぎたバンドって、なんかその後、疎遠になったりしますよね。

学生時代、一時期 The Whoばっかり聴いてた時期があって。


今、Substitute聴きながら、あらためて思うけど、
やっぱ、物凄いよね。
ビートルズとか、ストーンズとかとも違うベクトルで、ブルース色があれだけないのに、とんでもなくポップなメロディーに、爆裂に激しい演奏に。
4人それぞれの個性が強過ぎるんですね、強烈だわ






高校生の時、友達から借りたWho’s NextのCDをMDに落として、それをずっと聴いてました。

もう最初の音にやられてから、ここまで来てしまった。Whoは、ホント突き抜けた名盤が多過ぎですが、完成度と思い入れも含めると、やっぱりWho’s Nextが一番好きですかね。

イギリス版のTrackのレコード、あんまり音が良くないんですよね、、、。

内容は完璧ですが。

冒頭のBaba O'Rileyが、まず、もう完璧でしょ。
からの、Bargainへ突入するところでゾクゾクして、曲も最高だし、からのドゥッドゥドゥ〜っとLove Ain't Forがきて、My Wife、そして、
The song is overへとなだれ込む。

以下省略、そして最後のBehind Blue Eyesから、
大団円 Won't Get Fooled Againまでね。
B面も完璧ですね、もう何も言えません。

こういう名盤は、言葉じゃダメですね。
表現が陳腐で負ける。

1曲ごとでも完璧だし、
A面/B面ごとの流れ、そして更にはアルバム全体での流れも完璧ですね。
一度最初から聴き始めると、最後まで聴いてしまうアルバム。聴いてしまう、というか、聴き惚れて、途中で止められないヤツ。


思わずガッツポーズしたくなるような、
これぞ、ロックだと良いたくなるような、
Teenage Wastelandがギュッと詰まった、
まさに完璧な一枚ですよね。
ロックの希望と可能性と若気の至りが濃縮還元された、聴く者の心を晴れやかにして、背中を押してくれるヤツ。

とにかく、フーの音楽聴くと元気出ますよね、
やっぱスゲーわ、ピート・タウンゼント、、、。
四重人格もそうですが、なんか、聴くと、いつでも若い頃に戻ったような、そんな爽快な気分にさせてくれます。

無人島選べって言われたら選ぶかな〜、、、
選ぶわな〜

ちょっと突き抜けてますね、このアルバムは。

なんか、その後の70年代パンクとかにはない夢と希望と爽快感がありますね。強烈な10代の清涼剤






その後、高校3年のセンター試験の帰り道に、Tommyの2枚組CDを買って、なんか、とりあえず聴いてたけど、あんまり、そこまでしっくり来なくて、、、

でも、上京してから、ある日?ある時を境に、
なんか、トミーの聴き方というか、、、なんか凄さが分かって、そこからはトミー中毒時期がありました。
ホントにトミーばっかり聴いてた。
トミーは、ピートの振り切れたアコギが良いんですよね。もう流れるようなメロディーと流麗な展開と、それを支えるベースもドラムも暴れまくりで、、、

ピートって、激しくかき鳴らすアコギが最高にカッコ良いですよね。
Tommyには、そういうアコギ映えする曲も多くて好きです。実は、物凄い緻密な曲構成ですよね。
さすが、ロック・オペラや

冒頭のOverture流れるだけで、
なんか、もう、胸がグッと熱くなります。

1921
Amazing Journey
そしてChristmasまでの完璧な流れ。

B面もCousin Kevinに、The Acid Queenと名曲盛りだくさん
2枚目にいって、C面のPinball Wizardで突き抜けて、その後、C/D面て可愛い小品が多いですよね、ポップで好きですが。そして、最後 We're Not Gonna Take Itで〆る、と。


Tommyの何が良いかって、演奏はもちろんだけど、実はロジャーのボーカルじゃないか、と。
凄く繊細に歌ってますよね。
さすが、ザ・フーのボーカルだと思います。
See Me  Feel Me Touch Me Heal Meですよ


学生の時に、西新宿の怪しいレコード屋で、トミーのイギリス盤のオリジナルを買ったんだよね、
メチル・アルコールでやられてて、
めっちゃ音が悪くて、ヘコんだのも覚えてる。

今だに、たまに引っ張り出して聴いてますが
「あ〜、ホント音悪いなー」と。
アルコールでやられた劣化レコードの音、
ホントに、ジョンとキースがいなくなったようなスカスカな音、、、。


Who’ Nextに1位は譲るとして、、、

やっぱ、2位はTommyかなぁ、、、と。


ちょうど、十代最後の年に、ロック・オデッセイやって、The Who初来日!! とかで、
当時、レコ屋でバイトしてた俺は、「まさか、10代でThe Whoが見れるとは!!!(ギリギリ19歳)」と、速攻でチケットを取った気がする。
なんか、変なフェスで、B'zの稲葉さんが出たり、トリ?がエアロスミスだったり、、、文脈がめちゃくちゃなフェスだった記憶があるけど、
とにかく、The Whoが来てくれただけで良かった。
当時、来日記念で茶色いジャケットのベストアルバムが出されて、通学の間も、店のバイト中もずっと聴いてた気がする。

懐かしい。
どの曲やったか、もうあんまり覚えてないけど、ピートが腕ブンブン振り回してくれたのは覚えてる。




その後になって、ちゃんと四重人格を聴いて、
これはレコード買って聴いたのが最初だったのだが、
「なんだ、こりゃ!!めちゃくちゃ大名盤じゃないか!!」
「なんで、もっと早く聴かなかったんだ!!」と超絶後悔して、その後、一時期、四重人格ブームが到来した。

Pearl Jamのエディとかが絶賛するのが分かりますわ。パールジャムも大好きですが、、、。
やっぱ、ああいう真摯で骨太なスタンスのミュージシャンは好きですね。

特に四重人格は、初めて聴いたのがレコードだったから、尚良かったのかも。
とにかく、音の良さに驚いた。

「音質が良い」っていうより、
「音の分離」が良くて、、、
パーンッ!! と音が弾けて鳴ってくれてるカンジ。
音と音の間に隙間があるんだよね。
とても感動したのを覚えています。

そんな四重人格/Quadrophenia が3位ですかね。The Real Meみたいな曲は、もう大好物ですが。

俺は、意外とロジャーのボーカルを評価してる人なんで。めっちゃ良い声してる。ちょっとイカツいけど。
そして、ベースもヤバい。
ブリッブリじゃん、と。ジョンって、ロックのベーシストランキングやったら、個人的にはベスト5以内は確定ですよ。存在感ありまくり。
ベースってこんなにカッコ良いんだという音を出してくれて、曲中での存在感もヤバい。
キースは、まぁ、相変わらず(最高)ね、、、と。


そして、その次は、Live at Leeds か、
いや、The Who By Numbersも捨てがたい、、、と。

意外と、1stとかあんまり聴かないなぁ〜、と。
まぁ初期シングルも名曲オンパレードですが。

2nd,3rdも可愛いポップなアルバムで良いですよね。なんか、定期的に聴きたくなるドライブ・ミュージックです。

まぁ、ここらへんはランキングがあってないようなもので、みんな大名盤過ぎて、聴く日や気分やシチュエーションによって変わってきますよね。


と、最近だいぶThe Whoから遠ざかっていたので、久しぶりに触れると、もうダメですね。
イチコロですよ。

ここ最近は、毎日通勤電車でWho’s Nextですが、
全く聴き飽きないですね。
この4月から5月に向かう爽やかな季節にピッタリなんですよね。

GWあたりまで、しばらくはフー漬けですね。