ボブ・ディランが来日だ!!!
ということで、いてもたってもいられなくて、ボブ・ディランを聴いてしまっている。
今の枯れた(枯れてはいない!?)ディランも良いが、脂が乗りまくった時の一枚。
一枚、、、というか、Bootlegシリーズのアナログで、何枚だったか、、、。
1975年のローリング・サンダー・レヴュー
この頃のディラン、マジでヤバいよね。
何がヤバいって、もう1曲目の第一声聴いた瞬間から分かるでしょ、説明はいりませんね。
一曲目 Tonight I'll Be Staying Here With You
ズドン、っと一発で心を射抜かれた衝撃。
学生の時に同じサークルの先輩が持っていて、
聴かせてもらって、めちゃくちゃカッコ良かったのを覚えている。
その後、CD借りて聴いて、ちゃんとアナログでも手に入れたぜ。
ディラン・ファンの中じゃ、結構この頃のライブが大好きな人達が多いはずだ、と、勝手に想像してみる。いや絶対多いでしょ。
当時のロックシーンにおいて、ジャンレスというか、ロックっちゃあロックだけど、、、
まぁ、しいて言うなら、ロックか、みたいな。
もうカッコ良過ぎて、説明ができん。
なんか、その後のポストロックもニューウェーブもなぎ倒すような潔さがあるよね、渋いわ〜
からの、2023の来日事件
最初、「あ〜、ディランが来るのか〜」と他人行儀だったのだが、いざ周りの人達がソワソワしてきたから、あ〜、やっぱ行っとくか〜、とHP観たら、チケットもうないし、転売経由も面倒クサイし、しかも、なかなか高いし、で今回はスルーしてしまった、、、
もう何年も前に、ZEPPツアーやった時に、仕事帰りにお台場まで行って観に行って、えらく感動の雨嵐で、「やっぱ、ディランすげ〜わ涙!!」ってなったのを思い出した。
その時のチケットの切れ端が、まだオフィスの机の中に入っていた、、、
翻って、今回、、、
TVやSNS観ている限り、あ〜、やっぱ行けば良かった〜、というような雰囲気がプンプンしているではないか。
また、メディアも煽る、煽る、、、
「ノーベル賞受賞後初来日」とか、いらないんだよ、そういうのは
行かない後悔より、行く後悔、、、
しかも、ディランに限って、行く後悔なんて無いだろう、、、と。
それは、もはや、行かなかった自分が悪い。
良いアルバムだよね、Rough and、、、のヤツ。
Youtubeで、最近のLive音源を聴くに至り、
もう、なんか、ヘタなグラインドコアとか、
エクストリーム/ラウドミュージックより尖ってるわ。
もう、ロックがどうとか言ってる若い奴ら、みんなまとめて、この80過ぎのジジイの音、聴けよ、と。
全てをなぎ倒すカッコ良さ、
陳腐過ぎる表現だけど、「うわ〜、ロックだわ〜」って、もう参りました、、、って言葉しか出て来ない。
ある意味、これが究極のハードコアだわ、っていうくらい、芯があって、ブレてない。潔い。
とか言い始めると、また来日公演に行かなかったグチしか出てこなくなるので、ローリング・サンダーを聴いて我慢しよう、と聴いたら我慢が出来なくなった。
90まで行きてたら、あと1回は来日してくれるでしょう。
次回の来日まで、楽しみに待ちましょう。