『相棒-劇場版Ⅲ-』舞台挨拶付上映・レポート/2014.4.29 T・ジョイ博多 | PERFECT PERSONAL WORLD

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『相棒 -劇場版Ⅲ- 巨大密室!特命係 絶海の孤島へ』舞台挨拶付上映・レポート/2014.4.29 T・ジョイ博多

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私には「相棒-劇場版Ⅲ-」最後の舞台挨拶となった、4月29日の福岡凱旋舞台挨拶。

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GWの序盤ということもあって、T・ジョイ博多は大勢の人で溢れていて。この日は、上映後に行われる分と、休憩を挟んでその次の上映前に行われる分と、2回の舞台挨拶が予定されていて。
公開前の2回の舞台挨拶付上映会が、共に本編上映前だったこともあり、友人の意見で今回は最初の回、上映後の舞台挨拶を選択。


過去2回よりもやや後方に席を取り、映画本編を楽しんだ後、いよいよ舞台挨拶。


前回の舞台挨拶と同じく、司会はヤマモトマリさん。杉下右京役の水谷豊さん、月本幸子役の鈴木杏樹さん、角田六郎役の山西惇さんに加えて、知っている限りアナウンスはされてなかった、和泉聖治監督も急遽登壇!役者陣はそれぞれに劇中の衣装で登場。花の里女将・月本幸子として登場した鈴木杏樹さんの和服姿が、一際目を引き舞台の上に花を添えていた。



右京さん「T・ジョイ博多に起こしの皆さん、本日はGWということで、他にやることもあるでしょうに(笑)相棒を選んで頂いて、ありがとうございます」



右京さんのこの部分は、続く幸子さん、角田課長、和泉監督も繰り返し、会場の笑いを取っていく。



右京さん「相棒ワールドへようこそ。警視庁特命係・杉下右京です」



右京さん、というよりは水谷さんのこの言葉がとりわけ印象に残った。
思えば、梅田での劇場版Ⅱ最後の舞台挨拶からこの日の舞台挨拶まで、水谷さんとその相棒達は、劇中での役としての名乗りを通している。映画本編、テレビでのドラマ本編を出た場所でも、あくまで杉下右京として我々に向かい合ってくれる、観客を相棒ワールドに迎え入れてくれる、水谷豊さんの最高サービスに思えた。


角田課長役の山西さんは、右京さんの言葉に付け足して、



角田課長「……GWということで、他にやることもあるでしょうに……お前ら暇か?」



という定番の台詞を言って、会場から喝采を浴びる(笑)続いて、少し照れたように、



角田課長「こんな事で喜んで頂いてありがとうございます(笑)」



今回の舞台挨拶は、右京さんと角田課長の掛け合いが中心に進行していく。
劇場版Ⅲでとりわけ注目された、右京さんの密林内でのモーニングティーの場面では、



右京さん「右京さんの朝は、紅茶から始まるんです!」


角田課長「あそこ、ええ顔して飲まれてましたよ(笑)紅茶の好みは?」


右京さん「ダージリン、フルーティー、フレバー、何でもいけますねえ(笑)」



右京さんとカイトの密林疾走の場面も、「本気出すとカイトを追い抜いちゃうから、セーブしているんだろう(笑)」と、劇中さながらのトークを。


そして、それはトークから普通に始まって。



角田課長『何だ警部殿か』


右京さん『実は課長にお願いがありまして』


角田課長『お願い?どうせ何か調べ物だろ?あんた、俺を相当暇だと思ってるな』


右京さん『もしお忙しいようでしたら、諦めて他を当たりますが』


角田課長『ああああ、待てよ。すぐに諦めるなんて、あんたらしくない。聞くだけ聞いてやる。何だ?』



と、右京さん、角田課長それぞれにマイクを持ってる仕草で、劇場版Ⅲ本編の電話の場面の再現を!

司会のヤマモトさんも「今、スクリーンで観たばかりの場面ですよ!」と興奮気味。
右京さんも角田課長も「実際には、会わずにやったよね(鳳凰島の右京さんと警視庁に居る角田課長のカットバックでの会話になるので別撮り)」と楽し気に語る。



もう一人のゲスト、相棒の熱心なファンとしても知られる、花の里女将・月本幸子役の鈴木杏樹さんは「『X DAY』に先に出ましたけど、本編に出れて嬉しいです」、司会のヤマモトさんから劇場版Ⅲの魅力について聞かれると、



幸子さん「1作目、2作目と、相棒観てくださってる方は、きっと分かると思うのですが、段々と面白くなっていくところが……」



と、おっとりとした口調ながらも、熱の込もった発言を。ここで、右京さんが、



右京さん「一つ、よろしいですか?」



と、決め台詞を発動させて、会場から悲鳴が!


幸子さんも「何でしょう?」と楽しそうに応じる。


右京さん「花の里は、私達以外でお客さんを見たことがないのですが、大丈夫でしょうか?」


幸子さん「それは…… 杉下さんが居ない時はお客さんでいっぱいなんです!」



と、再び楽しそうに答えて。幸子さん……鈴木杏樹さんは本当に相棒が好きなんだなと思った。



今回、唯一作中の登場人物ではない和泉聖治監督は、司会のヤマモトさんに質問を振られて「これ、上映前でしたっけ?上映後(の舞台挨拶でしたっけ?)」と、トボけたように応えて会場に笑いを起こす(笑)同時に、劇場版Ⅲのキャンペーンの過酷さを実感した。
私的に何となく、恐そうなイメージがあった和泉監督だが、今回と全国縦断舞台挨拶での様子に、人当たりの良い方と印象を改めた。


思えば、最初の舞台挨拶で特命係と正面からやり合ってきた伊丹刑事、2回目でカイト君、今回は右京さんを歴代相棒と違う位置から見守ってきた角田課長、右京さんや相棒達のプライベートを見てきた花の里の幸子さん、水谷さんと共に相棒ワールドを作り上げてきた「相棒」のメイン監督・和泉聖治さん……この劇場版Ⅲで、多くの右京さんの「相棒」を見ることが出来た。
それぞれに短い時間ながら、それぞれの人達の、相棒世界での居場所を感じることが出来て本当に良い物を観たと思う。



最後の挨拶は右京さんから。



右京さん「2000年に相棒が始まりまして、映画になることは夢でした。劇場版Ⅰ、劇場版Ⅱと来て、今回の劇場版Ⅲです。その夢を皆様に観て頂いてありがとうございました。GWはまだまだ始まったばかりです。皆様御旅行の予定もあるかと思いますが、『相棒-劇場版Ⅲ-』は全国314スクリーンで公開されたばかり、つまり、全国どこへ行っても観ることが出来ます(会場・笑)お友達や御家族とぜひよろしくお願いします!」



と、右京さん、幸子さん、角田課長、和泉監督が深々と頭を下げて、拍手で見送られて退場し、舞台挨拶は終了。
次の回は、上映前に舞台挨拶なので、やや慌ただしく会場からも出て行くことに。


出口で、翌日行われた伊丹・芹沢両刑事の舞台挨拶のチラシを頂くも、平日なので流石に断念。



こうして、私の「相棒-劇場版Ⅲ-」の三度に渡る舞台挨拶は完結。

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後日、4度目の「相棒-劇場版Ⅲ-」鑑賞に行き、この日の右京さんの言葉に応えました(笑)

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