山笠で「三国志」 | PERFECT PERSONAL WORLD

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西に東に、はてしない追っかけ日記

終わったけど、今年の山笠。
追い山笠や集団山見せは見てないです…早朝起きるのしんどいです(笑)
どんたくも見てないので、非福岡県民・非福岡市民(笑)

見て回ったわけではないけど、移動中に目に入った飾り山笠物はそれなりに。HPも見てけど、やはりというか、今年は源平ネタが多かった様子。


そんな中、帰宅中に遭遇した、血湧き肉躍る「三国志」題材!
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流石にテンション上がりました\(^o^)/


中央の白馬で一騎駆けしているのが趙雲、その下の赤ら顔に髭は張飛(斧凄い…やっぱり蛇矛じゃないと〕。
右下に「長坂橋」と書かれているので、長坂坡の戦いの様子。

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新野から撤退した劉備軍を曹操軍が追撃し、曹操軍百万(ということにそておこう)の中を、劉備の嗣子・阿斗を救出した趙雲が駆け抜け、張飛が単騎長坂橋で曹軍を一喝、伏兵を恐れた曹操が軍を返すのは、「三国志演義」の名場面!

映画「レッドクリフ」も、趙雲が阿斗を救出するところから始まる。
張飛の長坂橋の一喝はないけど、逃げる民を背に曹軍を食い止める場面として描かれていた。

張飛・趙雲という「三国志」最強クラスを二人も使ってる!

山笠の題材として、騎上の武士は多いけど、やはり見栄えと、一ノ谷の源九郎判官義経や、川中島の不識庵謙信公(この時は上杉輝虎)等、一騎駆けの颯爽としたイメージと、農耕民族である日本人の馬への憧れ故かな~と一人予想(笑)


一番上の女性が、劉備の甘夫人。ここは、井戸に身投げする糜夫人だろう!
と、思ったけど趙雲が救出したのは甘夫人だからか(^_^;)趙雲も阿斗を抱いてるし。

右上の椅子の男性は曹操!

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…そういえば、曹操の墓発見!の話はその後どうなったのだろう…?



で、上から三人目は誰?と思ったら、魏の名将・張郃らしい。

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…不覚にも、何故ここで?と調べてみたら、前述の張飛に向かって、攻めかかって川に叩き落とされたのは張郃らしい!
張郃といえば、木門道で孔明の伏兵に遭って落命するも、魏延や関興といった、後期蜀の猛将と渡り合った、名将というイメージだったので(笑)

あと、張飛には漢中攻防戦でも煮え湯を呑まされていたな~と(^_^;)


私的、三国志のイメージが、陳舜臣先生の「諸葛孔明」等の「三国志」連作、羅貫中の「三国志演義」(立間祥平訳)、吉川英治先生の「三国志」がメインなのだけど、ビジュアル面では、多分三十代から上の人はほとんどがそうであろう、アニメ化もされた横山光輝先生の漫画「三国志」と、川本喜八郎先生(長野・飯田市の川本喜八郎人形美術館行ってみたい!)が人形造形された、NHKの人形劇「三国志」。


なので、横山「三国志」で長坂橋の場面で、張飛に挑んだ武将がいたのは覚えていたけど、それが張郃だったとは…(^_^;)


後の活躍を思うと、長坂橋の頃は、まだまだ曹操の古参や親族が幅をきかせていたし、袁紹からの降将スタートの「下積み時代」だったんだな~と(笑)