金曜日の想い出 | PERFECT PERSONAL WORLD

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西に東に、はてしない追っかけ日記

今日も、寒い日が続く。こんな日には、学生時代に、友達とよく鍋会をしていたことを思い出す。
金曜日は、仲の良い友達と同じ講義をとっていた。講義が終わると、自然な流れで、1000円で食べれる焼肉食べ放題か、駅前のスーパー等で買い出しをして、友達宅で鍋会となった。
たまにひねって、お好み焼きやホットケーキを作ったこともある。

それが大学3回生の頃。

それ以前は、学科の違う友達と一緒にいることが多く、こちらでも鍋会をよくしていた。やはり、金曜日が多かったと思う。こちらでは、一緒にビデオを観たり、カラオケに行ったり……


また、入学したばかりの頃は、可愛がってくれた先生の研究室に入り浸っていた。先輩達に可愛がってもらい、やはり鍋会になった。
ただし、この鍋会。その研究室が工芸が専門だった為、染色で使う鍋で、餃子を煮たりしていて……
まぁ、今も生きてるから大丈夫だろう、きっと……


大学を卒業した後、縁があって職員として、幾つかの部署で働いていた。学生に混じったり、同僚に誘われたり…… 少し形が変わって、「食事会」な機会が多かったけど、それでも「鍋会」の想い出がある。


そして、学生時代から仲が良かった、あるサークルの子達から誘われて、仕事が終わってから鍋会に参加していた。
まるで、学生時代と重なるかのような楽しさがあった。

きっと、学生時代は寂しかったんだと思う。多分他の皆も。
あの頃と今と、私が一番変わったとしたら、「一人でいるのが平気になった」ことだと思う。

心を閉ざしているのではない。
それぞれに住む場所が変わって、私は今も学生時代の街に残る中、色々な人を見送ってきた。
会う機会は少なくなっても、今も「絆」は続いている。そう、確信しているからだ。
先日の忘年会の時も、東京で友人宅を訪ねた時も、帰省した誰かと食事した時も、相手の顔を見ると、すぐにあの頃に戻れてしまう。
そんな、絆に自信があるからこそ、一人でいるのが平気だと思うし、誰かに会うと、この上もなく嬉しいのだと思う。


そんな絆と想い出の真ん中、寒い日には、あの頃やってた、金曜日の鍋会を思い出す。