本年、日本の放送…即ちNHKのラジオ放送が1925年3月22日に東京で始まって100年になることから、去年辺りから多くの特集番組が放送されています。
その中でよく流れていたのが
「じぇい、お〜、えい、けぇ~」
の音声。
JOAK…当時は「東京放送局」、今のNHK東京第一放送(R1)のコールサインですね。
そして、3月の東京から遅れること2ヶ月余り、6月1日に開局したのがJOBK大阪放送局、今のNHK大阪放送局。
さらに7月にはJOCK名古屋放送局(同じくNHK名古屋放送局)が開局しています。
これら3局は、当初それぞれ独立した社団法人として発足しましたが、国策で1926年8月に統合され、今のNHKの前身となる社団法人日本放送協会となります。
去る(今年)6月1日には、大阪放送局と所轄府県のラジオ第一放送(R1)で、午前10時から午後6時まで特別プログラムが放送されました。また、ちょうど日曜日でもあったことから、大阪放送局のアトリウム(ロビー)では番組と合わせたイベントも行われました。
(来月の名古屋もやんのかな?こども電話相談の公開収録が開局日の前週にある様だが)
その特番冒頭で、色々な音声の中で「じぇいおーびーけい、大阪中央放送局です」というのが聞こえた。
この「中央放送局」というのは、今の地域拠点局の昔の呼び方で、日本放送協会に統合された後に各放送局に付された称号なので、よく流れていた“JOAK”の音声と違い、統合後の音声であるのが分かります。
その番組や、これまで放送されたラジオ100年関連の番組内でも語られたAK・BK・CKは、開局(申請?)順でABCとなっているわけですが、私が聴いていた限り、その次の“「D」” が語られる事は無く、敢えて触れない様にしている感じさえしました。
東名阪の次は日本放送協会の支部として、1928年に全国の地域拠点都市に放送局が開局しました。コールサインは広島中央放送局(軍都として発展していたので先行?)がFK、熊本中央放送局(福岡よりも先だった。終戦後に中央放送局は福岡に変更。)がGK、仙台中央放送局HK、札幌中央放送局IKとなっています。
(松山放送局が四国の“中央放送局”になったのは1945年)
…「DK」は何処へ?
ちなみに「E」は聞き違え対策で使用されなかったらしい。
結論から言うと、「JODK」は、“現存”していません。
しかし、それを割り当てられた局を発祥とする放送局は、現存しています。
答えを言うと、当てられたのは…
京城放送局という局です。後に「朝鮮放送協会、京城放送局」となります。
「京城」は、今のソウルに当たります。
「JODK」の後身は、今の韓国KBSですね。
日本放送協会とは別組織で発足しており、日本の統治から離れ現在は外国となり、他にも複雑な背景もある様で、ややこしくなるので触れたくないんでしょうね〜
空きになったコールサインは新たに再割当てされることも多いのですが、その辺りの事情もあってか、今でも「JODK」は“欠番”にしているのかもしれません。