スペシャルエピソード第9話の詳細ネタバレです
玲の車が山間の長閑な道に止まっている
カーラジオからは、お気に入りのラジオ番組、Love in The Airの放送が聞こえてくる
「虹の色の配列は実は決まっています
偶然で必然
そんな運命の出会いはありますか?」
DJの言葉に、タイヤ交換の手を止める玲(濱屋拓斗)
たった1つだけの運命の出会いを思い出して頬が緩む玲
強く雨の降る夜、玲は車のトラブルに困っていた
そこに現れたのが嵐士(南雲奨馬)
初めて嵐士に出会った日の事を思い出して微笑む玲
ダートレース場に忍び込み、助けてはくれたものの、お尻をひどく叩かれた苦い思い出
思わず自分から嵐士にキスをして、落としてみせると宣言した時の事
課題の提出が遅れた時に、家の設計の前に自分の人生の設計をしろと叱られた事
レース場でのキス
「色んな初めてを一緒に乗り越えて行って」
初めての夜
あれが運命じゃなきゃ、何が運命なのだろうってくらいの運命的な出会いと、運命の人、嵐士
それなのに・・・ふいに玲の顔が曇る
一方、快(長妻怜央)は虹のような運命の出会いは1つしかないと風磨(鈴木曉)の事を思い出していた
玲と忍び込んだダートレース場で、玲が嵐士に救い出された後、快も風磨に救われていた
ただし、風磨は助けてやった代わりに、他の何かを差し出せと快に迫っていた
風磨としては冗談のつもりだったが、真に受けた快は風磨にその夜、身を任せてしまう
「あんな最低な出会い方をして、2度と顔も見たくないって思ってたのに」
幾ら無視をしても、めげずに現れる風磨
病気の看病をしてくれて、ヒマワリの花束を貰った事
いつも心配をして大学まで迎えに来てくれた事
何の見返りも求められなかった
「いつの間にか気になって
好きになって」
ドアノブに掛けられたお見舞いの品
風磨に伝えられなかった想いを綴ったノートの事
それを風磨に読まれてしまった事
初めて愛してるって言えた事
「夢中になって」
身も心も風磨に任せた夜の事
誰にも言えなかったトラウマを、初めて風磨に話せた日の事
これ以上の幸せは怖いって言ったら、その怖さを忘れるくらい幸せにする、僕をずっと笑顔にする
って言ったのに・・・
玲が車が治ったと告げに来てくれる
嵐士にたくさん教わったから・・・
山の天気は変わりやすいからって風磨さんが・・・
忘れたいのに2人ともついつい考えてしまう恋人の事
「俺達は、怒ってるんだから!」
金曜日の事
元気のない玲を心配する先輩と一緒に大学近くの小道を歩いていた玲は
悪気なくお狐様を祭った像を蹴飛ばしてしまう
慌てて直す玲だった
一方、雨の中を歩く快は、むしゃくしゃしてついつい道に落ちていた小石を蹴ってしまう
蹴った小石が祭られていた狸の像に当たってしまう
玲の部屋でお菓子を食べながら憂鬱な顔をしてため息をつく2人
木曜日
玲の部屋で仕事をする嵐士
玲は嵐士に、この前話した和装コンテストに出て欲しいとお願いする
「考えておく」
という嵐士
スマホゲームに没頭する玲だが、そんな玲に嵐士は自分の事を見ておいて、などと言う
自分の良い所を見てて欲しいと
見たいに決まっていると言う玲に呆れる快
「そこ、怒る所??」
一方、快は・・・
風磨の会社で、仕事が終わるのを待っていた快は
和装コンテストに出て欲しいと風磨に頼む
丁寧ではあるが、きっぱりと断られた事にむくれる快
ふてくされた顔の快を見て、おもむろに服を脱ぎだした風磨は
いきなりその場で筋トレを始める
呆れながらも風磨をついつい意識してしまう快
お菓子片手に愚痴る快
「完全に誘ってるでしょ?しかも自信満々だし」
しかも魅力的だし
ムカつくと言う快に、それそんなに怒る所?と聞く玲だが
嵐士が目の前で筋トレ始めたら?と聞かれて、堪えられないと顔を覆う玲
「風磨が真剣に仕事してたら?」
思わず頬が緩んだ快は、ずっと見ていたいと答える
そんな快に、玲が話を続ける
何があってもゲームを続けててと言った嵐士が、玲がゲームをしているベッドに入ってきた
ゲームどころではなくなる玲に、ゲームを続けてという嵐士
嵐士にいいように翻弄される玲
真面目な顔で並ぶ玲と快
「地獄だよ」
「生き地獄だね」
ゲームはとっくに終了し、駆け引きのゲームも負け確定と笑う玲は快とハイタッチを交わす
一方快も不満気な顔をする
「たまに思うよ、年下だからからかわれてるのか、って」
筋トレの手を止めた風磨は、快に汗を拭いていい?と聞く
そんなの勝手にしろと答える快に抱き着く風磨
汗を拭いていると言われて思わず顔をしかめる快
そんな快に構わず、服が濡れたからと、快の服を脱がせる風磨
寒くない?と聞いた風磨は、少し寒いと答えた快の身体に唇をつける
「快も汗かきたくなってきた?」
「恋人が魅力的って本当ストレス」
と零す快に、頷く玲
けれども快は明日から温泉旅行の予定があり、玲は海デートに出かけるという
楽しそうにはしゃぎながら、楽しみじゃない、と強がりを口にする2人だった
嵐士の元を尋ねた玲は、和装の嵐士にときめくが、見知らぬ女性に近づく嵐士を目にしてしまう
一方、風磨の元を尋ねた快は、同じように和装の風磨に胸をときめかせるが、美人秘書に寄り添う風磨を目にしてしまう
怒った2人は、デートと旅行をドタキャンし、2人だけで旅行に行こうと決意する
翌日、玲と快と連絡が取れない嵐士と風磨は2人の行方を捜していた
あっさりと2人の行き先を突き止め、車で2人がいる温泉へと向かう嵐士と風磨だった
一方、嵐士と風磨が浮気していると思っている玲と快は旅館に到着する
そこへ「Rain、Sky」と話しながら歩く2人の若い男(PayuとPrapai)に思わず声を掛ける
不思議そうに振り返る2人を見て、どこかが誰かに似ている気がする玲と快
それでも、2人だけの旅行を楽しもう!と自分達を励ますように、テンションを上げるのだった